ムービー鑑賞?

2005年3月24日
「CASSHERN」観た。宇多田さんのダンナの作品だっつうのは知らなかった。CGすごかったけど全く感情移入は出来なかった。☆2つ。ただ、生命の価値とか、何のために戦うのかといった命題のようなものは面白かった。「生命に優劣があるのか!?たった一つの生を誠実に生きようとする気持ちに優劣があるのか!?」 ある人間がただ生きるために、ある愛する者をただ守るために、一体どれだけの人間が死んでいったのか。「人間が人間である限り、人間が幸福になる世界は生まれないのだ!」やはりそうなっちゃうのだろうか。生きるということがそもそも誰かを傷つけることなのなら、まず許し合うべきだったのだとキャシャーンは言うけれど。 傷つけられたからこそ、傷つけてはいけないのだと僕は思う。どこかで憎しみと暴力の連鎖を終わらせるためにも、傷つけられた痛みは、自分の中にだけそっと置いて、暴力ではなく優しさで、社会に還元していければ素晴らしいのだと思う。たとえ傷つけられても、自分は他者を絶対に傷つけない、そんな強さと勇気を持ちたいな。

「ブラザーフット」観た。なかなかいい映画だった。☆3つ半。朝鮮戦争の悲惨さをこれでもかと見せつけられた。弟思いの兄と、兄思いの弟が、戦争の中で何もかも引きちぎられてしまってゆくのが、かわいそうで、すごくかわいそうで、涙が出た。素晴らしい家族、素敵な兄弟を、戦争が全て奪い去ってしまう。なぜ同じ民族が殺し合わなければならないのか。共産主義だろうが資本主義だろうが、何でこんなにも、残酷に、無駄に、血を流さなければならないのか。命を落とさなければならないのか。そんなのありかよって思っちゃうよ。思想ってそういうもんなのかな。 あの38度線は、朝鮮半島の何もかもが、戦争というものによって引きちぎられた場所なんだ。民族も、家族も、兄弟も、ズタズタに引き裂かれて。 それがもう半世紀経ってもその傷は癒えないままだけど、いつか北と南の兄弟同士が、ブラザーとして共に立ち、歩める日を願う。

2本とも、人が戦うことの意味を考えさせられた映画でした。僕は無駄な戦いを止めるために戦いたいな。人を生かすために生きれたらいいなあ。

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