takebonoマンガ夜話9(2)
2005年5月1日物語は終局を迎える。 「ではなぜお前たちは来たのだ?…怖いからだろう?我々がしようとしていることが…、我々が何者か…お前らはそれを知っているんじゃないか…?お前らが…想像している通りだよ…お前たちが我々をテロリストと思う限り…我々はテロリストなんだよ…、勝手に想像し恐れるがいいッ、…恐怖は万人に平等に与えられるものだ…我々だけでなく…お前たちにも…、人間はそう思ったようにつくられ…世の中もそう信じた通りに存在するのだ、我々も…お前らも…この世の中もな…」 「恐怖を感じない種は滅びる以外ないからだ…脳を持つ全ての生き物にとって、恐怖は最も根源的な感覚なわけだよ…生と死が表裏一体である限り、真の生を人に与えられるのは死と背中合わせの恐怖に他ならない!そして今快適な社会は滅び去り…遂にまたその根源的な恐怖が我々の前に…人間の世界に甦ってきたのだッ!…全ては人間たちが無意識の恐怖より生み出した、この世の惨状に対する終末のイメージだよ…人間の頭に潜む破壊的な想像…イメージ上の怪物…内なる幽霊…無意識が作り出す恐怖の世界…それらの意識の集約こそが究極の恐怖なのだ…人間は頭の中に恐ろしい力を持っている…それはこの世の中の恐ろしさよりもっと恐ろしい…」
ドラゴンヘッドって結局何だったのか、色々謎を含んだまま話は終わってしまったのだけど、やはり僕は「テロリズム・エコノミー」にしか関連付けることができなかったな。ああマジ小説書きてえんだけど、やること他にいっぱいあって集中できやしない。当分は思いついた文章を少しずつ書き溜めていくしかないかな。
恐怖は情動だ。人の心の闇は、世界を動かす力だ。行き詰まった資本主義市場原理という怪物の、その断末魔の叫びに人々は恐怖する。その恐怖という情動・動機付けすら、怪物に与える餌になる。今世紀に起こる恐怖は、怪物に与えるための最後の食料だ。 戦争が、バブルが、搾り出された欲望が、次々と喰われていった。失えないために与えられた幸福は今や人間を縛る鎖となった。死なないために生きている生はいつしか醜悪なインフレを起こしていった。流動化するアイデンティティーが本当に流れきってしまう前に、恐怖は万人に生きる力を与えるだろう。 それは最後の怪物の餌。そして最後の生命の証。ニュー・ニューエコノミーのその先を、まだ誰も知らないのだ。人間の未来がその岐路に立つとき、テロリズムはエコノミーとなる。
ドラゴンヘッドって結局何だったのか、色々謎を含んだまま話は終わってしまったのだけど、やはり僕は「テロリズム・エコノミー」にしか関連付けることができなかったな。ああマジ小説書きてえんだけど、やること他にいっぱいあって集中できやしない。当分は思いついた文章を少しずつ書き溜めていくしかないかな。
恐怖は情動だ。人の心の闇は、世界を動かす力だ。行き詰まった資本主義市場原理という怪物の、その断末魔の叫びに人々は恐怖する。その恐怖という情動・動機付けすら、怪物に与える餌になる。今世紀に起こる恐怖は、怪物に与えるための最後の食料だ。 戦争が、バブルが、搾り出された欲望が、次々と喰われていった。失えないために与えられた幸福は今や人間を縛る鎖となった。死なないために生きている生はいつしか醜悪なインフレを起こしていった。流動化するアイデンティティーが本当に流れきってしまう前に、恐怖は万人に生きる力を与えるだろう。 それは最後の怪物の餌。そして最後の生命の証。ニュー・ニューエコノミーのその先を、まだ誰も知らないのだ。人間の未来がその岐路に立つとき、テロリズムはエコノミーとなる。
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