保守回帰校へ赴く

2005年5月20日
事前指導ということで実習校に行った。時間ギリギリでやばかった。油断したわけではなかったのに遅れるなんてバカだったな。 副校長(近年、教頭とは呼ばれなくなったらしい)のお話を聞いて、母校がここ数年でレベルを上げてきたことがわかった。僕の頃は受ければ誰でも入れそうな学校だったが、いまはガンガン倍率が上がってるらしい。特に推薦は倍率がすごく高く、ここ数年とりわけ女子の倍率は異常とも言えるほどに跳ね上がっている。ここのところの一連の「教育改革」のおかげで、都立高校も今や生き残り競争に晒されているのだ。全体的に、柔軟性や特色を出したカリキュラム…魅力ある施設設備…校則・制服廃止・生徒の個性尊重etc…、そういった華やかなもので少子化時代の生徒獲得競争に生き残りをかける高校が多い中で、我が母校は「保守回帰」という、全体から見れば逆路線にその道を求めた。「茶髪禁止」「制服完全着用」「遅刻ゼロ(…を目指す)」等々だ。 数年前はどれもが普通だったのにな。僕は制服をちゃんと着ていなかったし、茶髪の時もあったし、遅刻常習犯だった。我が母校もクズには生きづらくなったもんだな。特に女のお子さんを持つ親御さん方には、「まじめ」な指導をしてくれる学校がニーズなのだろうな。クズ高校生を想定していた授業計画も見直さなきゃならないのかな。んなことないか。しかし教師って大変だ。よくやってられるよな。情熱なのだろうな。そいつはどこからくるのだろう。どこで燃え尽きるのだろう。冷めるのだろう。僕は本当はソウルの一部に「教育」を利用してるだけなのかもしれない。 まあとりあえず授業崩壊の不安は去ったので、よかった。思い切りやろう。授業計画ケチをつけられまくった。やり方わかんねえからしょうがねえだろっつの。まあでも出来に納得してなかったから、その通りだなと思った。完成度を上げてゆけばいい、一つ一つ。
帰ってからNちゃんが遊びに来たけどバイトあったからあまり話せなかった。これからはもっと忙しくなる。来るべくして来た時代に対して、恐れすら勿体ないと思う。最大限の尊敬を持って、僕はこの時を迎え撃つ。ずっと待っていた。

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