takebono母校に帰る2

2005年5月27日
うとうとしながら作業するの嫌だったので、早めに寝て、夜中起きて授業計画に取りかかった。教材を作るのも一苦労だ。忙しい教師がこんなこと連日がんばれるわけがない。教科書と指導書に頼った授業になってゆくのは当然だと思う。それをつまらないだとか、魅力が無いだとか、責めるのは酷なもんだ。無念だろうぜ教師ども。だからこそ実習生の僕はがんばれるのかもしれない。ホント見てて忙しそうだ学校の先生。
4限、何とか授業にこぎつけた。一番恐かったのは時間内に内容が終わらないことだったけど、なんとかなった。汗だくだく。ガクガク。相変わらず教室は騒がしかったけど、皆ついてきてくれた。少し感じた。手応えってやつ。「へ〜」って程度でいい。「面白さ」ってやつ。大人が用意した「問い」じゃない。こちら側の興味に基づいた授業。ほんの少しだけ、ソウルを揺さぶったような気がした。 授業後生徒にアンケートとった。声がこもるとか板書が汚いとかってのは模擬授業の時から指摘されてたことだった。漢字の間違いは痛かった。なめられたかも。何もかも、もう少し落ち着いて余裕があれば対処できたかもしれなかった。用意した台本も、板書計画ノートも、授業後半は全く役に立たなかった。よく終わりまで辿り着いたと思う。まあ酷い出来だった。でも、清々しかった。自分らしく作り上げた授業をとりあえずはやり遂げられたことがうれしかった。無難にこなすだけじゃない、ソウルある授業を目指して、ぶつかれたことがうれしかった。 授業する教師とは、脚本と演出と役者を全てこなすようなものだ。やっぱり芸術家なのだ。表現家なのだ。創造と表現を喜びに変えることのできる人はきっと教師に向いている。ただ、自由じゃないだけ。統制下の芸術表現ではあるが。 それから言葉遣いは気をつけようと思った。「やばい」「むっちゃ」とかガンガン使っちゃった。軍事5大国のことを「こいつらは〜」とか言っちゃったし。 アメリカの授業終わった後、女の子が教壇まできて、「私の好きなボルチモアが地図に無いです、キレそうです」とか言われた。ボルチモアは州ではないから無くて当然なんだけど。「イチロー嫌いなんです」とかも言ってた。僕を怒らせたいのかこの子は?と思ったけど、なんだかこういう子は一人はいるもんだと思うから笑顔で対応した。実習生とはいえ、教師につっかかかってくるなんて、ソウルの素質があるもんな。
ものすごい疲れで爆睡してしまった。土日はさんで、授業の日々が幕を開ける。ここからが勝負だ。2日目終了。まだまだこれから!

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