心からくるもの

2005年6月27日
DさんとC氏が教育実習から戻ってきたので色々話した。Dさんはきっと大活躍だったのだろうなあ。C氏もものすごい素晴らしい経験になったのだろうなあ。目を輝かせて話す2人の実習は、とても良いものだったに違いない。僕は…僕は大切なものを見失なった中で実習終えちまった感じがして、精一杯駆け抜けた後でも後悔は残るものだということを、いい加減に思い知った。結局そう、ごまかせなかったのだと思う。僕の僕たるソウルが、心の闇が、ごまかせなかった。「教育」なんかじゃごまかせなかったのだ。 やっぱそう、やっぱ、僕はごまかそうとしてた。ちっぽけな狂気も、ごまかしちゃいけなかった。ソウルをごまかそうとした僕自身を、僕は後悔したのだ。くそう。 自分が剥がされてゆく感じ。剥き出しのソウルを、それを自分自身も望んでるってことにも気づき始めた感じ。遠回って遠回って、剥き出しにされたソウルが、僕の人生をメタメタに楽しく狂わせてくれるような。運命こそ正直な怪物。人間は玉葱の皮。
食堂でS氏の彼女を紹介してもらっちった。ホヤホヤカップル。面倒だなあと思いつつ、C氏と一緒に話に絡んであげた。S氏はずっと幸せそうで、優しさ故にどこかいつも相手を気遣ってるのに、あんなに楽しそうで自分を出してるS氏は初めてみた。恋人ってすばらしいんだね。セックスと恋愛市場だけかと思いきや、今や人は個々の恋物語を消費できるのだ。オーダーメイド、個人向け国債の時代だなあ。何万人がそれぞれ世界の中心で愛を叫んだかは知らないけど、恋愛という感情はまだまだ飽和しないんじゃないかと思う。恋愛消費産業はまだまだいける。恐怖産業はこれからだろう。 市場価値的消費型恋愛に反吐が出る僕は、いつだって愛だけを見つめていたりして。この脳味噌が、可視的な幸せをクソッタレと言っているようで。消費社会の中、創り上げるのは容易じゃない。愛は不思議で神秘なもの。S氏、お幸せに。
恋愛小説もいいかもな。例によって少しイカれた感じで。来るべく変愛ブームに備え。

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