おまけに憂う

2005年7月19日
ジグレールお父さんが息子カリム少年に話した「飢え」の真実。−「世界の半分が飢えるのはなぜ?」−僕が通う大学の先生がこの本を監訳したらしいのです。その先生が日本の若者に出した3つの宿題。Takebonoさんと一緒にちょっと考えてみませうか。

?日本ではいま食べ物の「安全性」が注目されるようになりました。だけど「飢え」を抱える「南」の人たちは、まず食べることだけが優先され、食べ物の「安全性」は二の次になっています。こんな状況につけ込んで、「北」の国々の援助機関や企業は、輸入が事実上許可されていない(EU)か、或いは表示が部分的に義務づけられている(日本)といった、いわゆる「遺伝子組み換え食品」や「危険な農薬」を、しばしば「南」の国々に持ち込んでいます。このような行為を誰が監視すべきでしょうか?
→「じゃあ持ってくる食糧減らすわ」って言われたらそれまでなのかなあ?まるで南半球は人体実験場じゃないか。国際機関とかも無力なんだな。でも普段僕も添加物とりまくってるしな。結局金持ちだけが、美味しくて健康にも良くて栄養もある安全な食べ物食えるんだなあ。どうしたらいいんだろう?

?日本ではコメ中心の家族農業が、コメ輸入自由化の影響でピンチです。世界中から安くコメを買ったり、企業が農業地を押さえたりすれば、確かに日本国民に安い値段でコメを提供することができるのだけど、日本の伝統的農村風景…四季折々の情緒…とか、素敵なものが二度と見れなくなります。僕らが食うコメも、コメを日本に輸出する国々の農業の豊作不作に左右されることにもなります。もし不作だったとき、日本は金の力でコメを買い漁ることになり、価格上昇に伴い他の国でコメが輸入できなくなるとも言われています。誰もが食べる権利を持つのなら「コメの自由貿易」は何を意味するのでしょうか?
→いつだったか。コメ不足のとき。僕らがまずいまずいと言いながら食ったあのタイ米。でも日本が大量にタイ米を買い漁ったから、アフリカ諸国はコメを充分に輸入することができなかったんだって。ひでえ話。日本はそのうちコメすら作らせてもらえなくなるのでしょうか?日本のお米をもっともっとみんなで食べようぜ!アメリカの遺伝子組み換え小麦のパンやBSE牛肉食わされて、僕らの脳がこれ以上狂っちまう前にさ。

?「飢え」は、「つくれない」「もらえない」「買えない」のいずれか、或いは重複し起きると言われてます。「貧困」と「戦乱」という人災が決定的要因なのです。「飢え」をなくすために、「貧困」と「戦乱」をどうしたらなくせるのでしょうか?
→さあどうしたらいーんだろ?21世紀になってもただ憂うばかりだ。

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