僕が提案し企画した教育実習クラス飲み会が五反田でありました。台風直撃が危惧されてた中、東京の空は燦々と晴れ渡り、絶好の飲み日和。学生どものクズさを考えて、ギリギリまで飲み屋の予約をしてなかったんだけど(ドタキャンとか急遽参加とか、うっとおしいからね)極めつけは頭のイカれたM先生が、案の定五反田駅にふらりと現れやがッたこと。ホント、連絡してくださいよ〜いらっしゃるときは。まあいつものことか異端教授。
まあそんなこんなで、ギリギリで店を予約するために、クソ暑い中でtakebonoさん夏モードのタンクトップで五反田をうろつくのもきつかったよ。連絡とかしなきゃならんしよー、幹事ってすげー大変だわ。S氏の苦労が少しわかるわ。
案の定何やら色々あったけど、でもさすがだね教育実習クラス、教師の卵ども、大半はちゃんと時間通りにくるんだもん。 で、飲み会では、飲んで飲んで飲んだ。予約は7時からだっつうのにM先生がゴリ押して店に乗り込み、先行した僕とHと3人で6時半から飲み始めてしまった(お店の人すみませんでした)。でもM先生のこういうところ、マジ大すき僕。トラブルバスター。もみ消し屋。 そして3人で乾杯。早くも僕のジョッキ空く。そこで後発組が到着。6人で乾杯。早くも僕の2杯目のジョッキ空く。店の外へID君を迎えに行く。店に戻る。7人で乾杯。どんどんジョッキが空く。…
僕らは飲んで飲んで飲んだ。M先生が僕の卒業後の進路をズバリ言い当てた。「高等ルンペン」これには感銘を受けた。とうとう見つけた気がした、僕の進路。M先生は僕の運命を命名してくれたのだ。他にも「インテリヤクザ」。なるほど。僕は「高等ルンペン」か「インテリヤクザ」が向いているのだという。本気で目指そうかな。クズな僕にピッタリだ。
その後もテンションを上げに上げて、飲みまくり。歪んだモチベーション次第でその日その時の行動力が決まる僕の悪癖。しかしM先生が楽しんでくれてることが何よりうれしかった。調子こくボケとツッコミ。シンプルからディープな会話。アグレッシブな気配り。積極的に席替え。あの場の力学に、僕が一枚かんでるっつううれしさのようなものはやっぱありましたね。ID君、ゼミ長の座は渡さねえぜ。
噂のTMさんはマジメな女の子でした。もう、まとも。場の力学も影響して、あの場のトークだけではなかなか引き出せなかったな。だけど、僕が他人に興味があるってことは、伝わったかな。いとも消費社会的に「人間関係」が、キーワードみたいに先行しながら成立していくような、そんなんは所詮ノンソウル(ノンオイルみたいだな)。僕は「他人」にこそ興味があるのだ。いつだって他人を知りたくてしょうがないのに、「友達」とか「恋人」とかがいつも邪魔しやがるのだ。TMさんともっと話したかったな。IBさんもまだ底見せてくれない感じ。結局ハッキリしたツーショットにもちこまなきゃ、人はソウルを見せてくれないのだ。
ID君と2人で、クラスの名物男IT君を駅まで迎えに行く。2人とももう酔っぱらい。マルボロふかしつつ、バカみたいに騒ぎ笑いながら五反田の街を歩く。IT到着。8人で乾杯。空ジョッキの山。続けざまにオーダー。飲めや飲めや。狂乱飲酒会。ノマノマ…。
飲んで飲んで話して話して騒いで騒いで、かなり遅くまで僕らの飲み会は続いた。結局お会計は一人分ごまかしちゃったんだね(お店の人ごめんなさい)。あんなにバカ笑いして酔っぱらってたM先生は、やはり帰りも挨拶もせずにふらっと帰ってった。でもね、あれはきっとうれしかったんだよ。「あと30分で帰る」を繰り返しながら最後までいたもんな結局。僕も先生と喋れてすっげえ楽しかった。「あなたは私の若い頃にそっくりだ」そうなのかなあ。このインテリヤクザめ。
珍しくテンション上げたまま僕は当然2次会でカラオケ提案。五反田でいいじゃねえかってのに横浜まで付き合わされた。おかげで久方ぶりのカラオケオールに。僕とHとTGとITで、もう治安の悪そうな横浜駅周辺を、日付変わったってのにダラダラうろついた。ホント横浜は歩きたくねんだよな。恐い恐い。
怪しい姉ちゃんが客引きしてたから風俗店かと思ったらカラオケBOXだった。Hがぼったくり店じゃないのってびびってた。実際あぶないよな。酒入ってるし。後で危機意識を問われても仕方ない状況。もし何かあったら…僕はHだけは絶対守らなきゃなんない。命をかけてもHだけは無事に逃がさなきゃ。横浜の夜を歩きながらそんなことだけを思いめぐらせていた。
結局明け方までカラオケで狂乱。歌いまくって電池切れ。店出て、フラフラっとして見上げた横浜の夜明け空は、どこか情緒的でした。朝帰りするときは何度も見たような空だけど、何だか大学4年だっつうのに、未だ僕はこんな空を見てるんだなあとも思ったり。ただ自然に、朝って美しいなあとか思ったり。
Hの彼氏は、Hが男どもと夜遊びして朝帰ったりしてんのが心配じゃないのかな、キレないのかな。Hはちゃんと遊びに連れてってもらってんのかなあ。なんて、電池切れたHの横顔を眺めつつ、そんなことを思ったり。
始発の次のに乗ってガタゴト帰りました。まあまあ楽しかった。でもこんな夜は二度と無くていい。そう思うようにもなってきた。だって今は他に楽しいことがいくらでもあるから。誰も味わえない、自分だけに、在るから。だから生きてて楽しい。自分だけが自分だけを生きてるのだから。

宴の後の或る夏の日の朝の光。日常的な狂乱に中和されて、優しく静かに射し込む目も眩む日差し。2005年7月末。takebonoが歩く夏は盛りを迎えている。

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