学校が始まってから、授業や勉強の傍らよく小説を読む。
金原ひとみの「AMEBIC」を読んだ。随分またイカれた話だった。これで3作続けて主人公はイカれた女の子だな。
−アミービックな私の在り処は昨夜のディスプレイの中…いつかのノイズの中…そして錯乱した私の文章の中…。
伊坂幸太郎の「死神の精度」を読んだ。最新作のやつ。
−死神の視点から見る人間の生命の輝きがとんでもなく素敵。ラストは心が和みます。
村上春樹の「1973年のピンボール」を読んだ。ストーリーも不思議でわけもわからないのだけど、なにかとてもよかった。とりわけ文章が素敵なんだ。
−「僕」の物語と「鼠」の物語。双子と女。配電盤。ジェイズバー。そしてピンボール。1973年。どれもこれもが素敵だった鮮烈なるノスタルジー。
町田康の「くっすん大黒」と「河原のアパラ」を読んだ。町田康の面白さが少しわかってきた感じ。電車内で笑いをこらえながら読んだわ。久しぶりに本で笑えた。特に「アパラ」はうける。くだらなくておかしくって、ツボかも。
−急に働くのをやめ酒ばかり飲んでいたらある日妻がいなくなった。いつの間にか醜くなっていた自分の顔は、大黒様の置物に似ていた。この大黒を捨ててこます!!
そういえば明日の授業は「くっすん大黒」を講義で取り上げるんだっけ。一応そのために読み始めたってことすっかり忘れてたわ。少し楽しみ。
小説ってやっぱり素敵だ。先週の授業で、それは〈知る喜び〉〈読む楽しみ〉〈書く快楽〉なのだと。そうかもね。そして、〈知る喜び〉が〈調べる喜び〉に、〈読む楽しみ〉が〈「読んだぞ」と誇示する喜び〉に、〈書く快楽〉が〈(作品を)裁断する快楽〉になってしまうことが多々あるのだと。なるほどそうかもな。しかしそうなるとせっかくの自己満足が勿体なくなるよな。どっちにしろまだ僕は真っ白で、まだまだ知りたいし読みたいし書きたいな。
こないだTAの部屋に小説借りにいったとき、人間嫌いを自称する奴は無表情で独り言のように言ったっけ。「…小説読んで頭が良くなるわけがない」 ふーん。よーし僕は小説たくさん読もー。
金原ひとみの「AMEBIC」を読んだ。随分またイカれた話だった。これで3作続けて主人公はイカれた女の子だな。
−アミービックな私の在り処は昨夜のディスプレイの中…いつかのノイズの中…そして錯乱した私の文章の中…。
伊坂幸太郎の「死神の精度」を読んだ。最新作のやつ。
−死神の視点から見る人間の生命の輝きがとんでもなく素敵。ラストは心が和みます。
村上春樹の「1973年のピンボール」を読んだ。ストーリーも不思議でわけもわからないのだけど、なにかとてもよかった。とりわけ文章が素敵なんだ。
−「僕」の物語と「鼠」の物語。双子と女。配電盤。ジェイズバー。そしてピンボール。1973年。どれもこれもが素敵だった鮮烈なるノスタルジー。
町田康の「くっすん大黒」と「河原のアパラ」を読んだ。町田康の面白さが少しわかってきた感じ。電車内で笑いをこらえながら読んだわ。久しぶりに本で笑えた。特に「アパラ」はうける。くだらなくておかしくって、ツボかも。
−急に働くのをやめ酒ばかり飲んでいたらある日妻がいなくなった。いつの間にか醜くなっていた自分の顔は、大黒様の置物に似ていた。この大黒を捨ててこます!!
そういえば明日の授業は「くっすん大黒」を講義で取り上げるんだっけ。一応そのために読み始めたってことすっかり忘れてたわ。少し楽しみ。
小説ってやっぱり素敵だ。先週の授業で、それは〈知る喜び〉〈読む楽しみ〉〈書く快楽〉なのだと。そうかもね。そして、〈知る喜び〉が〈調べる喜び〉に、〈読む楽しみ〉が〈「読んだぞ」と誇示する喜び〉に、〈書く快楽〉が〈(作品を)裁断する快楽〉になってしまうことが多々あるのだと。なるほどそうかもな。しかしそうなるとせっかくの自己満足が勿体なくなるよな。どっちにしろまだ僕は真っ白で、まだまだ知りたいし読みたいし書きたいな。
こないだTAの部屋に小説借りにいったとき、人間嫌いを自称する奴は無表情で独り言のように言ったっけ。「…小説読んで頭が良くなるわけがない」 ふーん。よーし僕は小説たくさん読もー。
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