ジャストニートプレゼンス

日本シリーズの一戦目って必ず毎年観てしまう。今江とスンヨプと里崎とベニー。計4発＋濃霧でロッテがシリーズ第一戦圧勝。

その裏番組NHKで「若者」や「フリーター」や「ニート」について議論する番組がやってた。全くヘドが出る議論番組だったけど、興味深かった。
泉谷しげるにイラついた。
平山あやにイラついた。
元ヤンキー先生義家は、きれい事を並べるけど熱かった。
路上マンガ読み屋の力丸は、イっちゃってるのか情熱に燃えてるのかわからない目で、いいことを言ってた。ひきこもるほどの負のエネルギーなら爆発するまでためておけ、と。
当事者なのに何もわからない若者たちは、議論もできてやしなかった。それがかわいそうだった。
腕にタトゥーのあるにーちゃんがキレていた。
暗い顔したにーちゃんが社会批判を繰り返した。
明るい顔したにーちゃんは自己責任論を繰り返した。
ガン黒のねーちゃんは隣のガン黒とずっとお喋りをしていた。
吐き気がするようなメイド服に肥満体を包んだねーちゃんが意味不明な主張を展開していた。
一般化はよくないんだろうな。議論のための議論が果てしなく続いていくようで。

かつて僕は義務教育でつまずいた。世の中で自明視されているものに疑問を訂する所から始まった僕の90年代は、社会とのバランスがその全てだった。僕らしい僕は、あまりにも非生産的でありすぎ、そしてあまりにも非消費的でありすぎていた。最初から、時代のニーズなんかかすりもしないくらい僕には遠いものだったんだ。21世紀のtakebonoは、そいつを、前世紀には言葉にならなかったものを、僕の血で真っ赤に証明することができるだろうか。

午前中、Nちゃんが電話してきて特に何も話さず切って、そのあと突然家にきた。僕は勉強をしててしばらくの間PCに向き合ってたら、Nちゃんはマンガを読んで帰っていった。少し気になった。やっぱりニートなのかなあ。

誰のせいにしてもいいけれど、苦しんでるのは当事者だ。問題にしてもいいけれど、それでこの社会で何かできるのか。僕は、僕が気づいたように生きてく。腐った社会がどうやって、クズゴミな僕をどうにかできるって言うのかい。

NEETか。Not in end， end or takebono…