無知の知よ

2005年11月18日
今日はゼミで卒業アルバムに載せる写真撮影をしました。つまんないゼミだったけど一応所属してるんでね。その後S先生の研究室で卒論の中間提出のを返却された。ボコボコに赤ひかれてたぞ。がんばんなきゃあ。

卒論を出したら卒業なんだな。ああ卒業したくないなー。いま一番楽しいのに。
教職課程のM先生が言ってた。今の大学は1、2年で一般教養をやって3、4年で専門科目なんだけど、そんなんで専門の学問が出来るわけがないと。スペシャリストではなくジェネラリストを作りたいんだってさ今の学歴インフレ下の大学では。本当に専門の学問をやりたいんなら大学院なんだってさ。企業は、大学3、4年で学んだことは全部忘れろと言ってるんだって。文系なんて特にね。経済学部とかならまだしも社会学部なんてね。大学での専門なんてまあそんなもんで、そういうことなんだろう。M先生や僕がいくら憂いたって、脳死学生は大量に生産されるし、それがある意味望まれてるんじゃしょうがないじゃないか。TGが半キレ気味で呟いてた。「大学1、2年が一般教養だっつうんなら、じゃあ高校までのは一体なんだったんだ?」と。

大学がつまんねえって、先に進学した知り合いとかからよく聞いてたから、ああそんなもんなんかなとか思ってたけど、僕は全然そんなこと無かった。超楽しかったよ大学。超楽しかったじゃん。
マンガしか読めなかった文盲takebonoさんはいつしか小説や本を読むようになってました。ゲーマーだったtakebonoさんはいつしかコントローラーを握らなくなりました。万年運動不足だったtakebonoさんがフットサルチームを作ってサッカーが大すきになりました。人間が嫌いだったtakebonoさんにも大すきな友達がたくさんできたよ。集団と協調が大嫌いだったtakebonoさんがコミュニティーを作り続けようと思うようになった。自分の無知と無力を知り、知と力の素晴らしさを知りました。大学は僕の人生を変えたんだよ。
だから、もう少しいたいなあ。離れるのが寂しくて仕方ないんだ。いつもいつも惜しむことなんてなくて何一つ構わず去ってきた僕だが、僕に無知を教えてくれた大学だけは、サヨナラを告げるのが寂しくてどうしようもない。寂しさってこういうことか。

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