聖なる夜につれづれて
2005年12月24日クリスマスだからって特になんもないなあ。友達と飲むわけでも恋人と過ごすわけでも、出かけるでも美味いもん食べるでも、プレゼントもケーキもターキーもキャンドルもツリーもなく、サンタクロースやトナカイがくるわけでもない。街のイルミネーションが綺麗だなあと思う。一つ一つが不思議だなあと思う。何もかも消費社会なんだなあとも思う。
かつてはそんなときめく世の流れのようなものに逆らってたような気がするけど、今は別にどうでもよくなった。冷蔵庫に酒があればあるで飲んでしまえばいいし、何かしらネタがあればあるで飛びつくし、気分が乗らなければいつも通り本読んで文章でも打って過ごす。酔うこともなく、むしろ自然な聖夜にほっとする。
昔信じてたサンタさん。ほとんど毎年ほしがってた物をくれたっけ。小さい夢を叶えてくれた白ひげのあなた。いつしか僕の前に姿を見せなくなったあなたは、きっと世界中の子どもたちに夢を与えるため、南極を拠点に世界の夜を駆け回っているんでしょうね。もう大人になった今の僕は、時折心からあなたの活躍を祈っています。今年も全ての子どもたちに素敵な贈り物を届けてやってくださいね。
そうだ。昔僕はサンタクロースになりたかったんだっけ。キリスト教圏だけじゃないいろんな国に飛んで、仏教もイスラムも聖夜イベントに巻き込んで、世界中の子どもたちにプレゼントを配りたかったっけ。消費イベントの陰に、富のあまねく人々への分配という善行的ななんかを考えてしまっていた僕。takebonoサンタはあの暑苦しい衣装を脱ぎ捨てて炎天下の貧困地域へ人道支援に行けばいい。やめてくれといわれるか。殺されるかもしれん。
僕の住むこの腐った街も、今夜だけは闇の中で無限に彩られきらめいている。どこまでも華やかで聖なる闇の中で、実にいろんな時間がいろんな形で流れてってんだろう。ちゃんと今年もコンセントを通して、電力と幸福の形が人々に供給されていってる。しかし何を小細工したって僕はこの街が嫌いだ。光の色。闇の音。カロリーたっぷりに塗り固められたクリスマスケーキみたいなコンクリートとアスファルト。廃棄物と排気ガス。ボコボコにリンチされて放置されたサンタさんのようなホームレス。廃人になったカーロス・リベラ。何もかもいまさらの聖しこの夜だぜ。
窓をそっと開けてみる♪…寒いわ。閉める。サンタいなかった。闇がありました。
…よし。コーラでも飲んで卒論の仕上げにかかるとするか。イエス・キリストの誕生日よ、僕にこのつたない卒論を書ききる力を下さい。今夜はめりーくるしみます。
かつてはそんなときめく世の流れのようなものに逆らってたような気がするけど、今は別にどうでもよくなった。冷蔵庫に酒があればあるで飲んでしまえばいいし、何かしらネタがあればあるで飛びつくし、気分が乗らなければいつも通り本読んで文章でも打って過ごす。酔うこともなく、むしろ自然な聖夜にほっとする。
昔信じてたサンタさん。ほとんど毎年ほしがってた物をくれたっけ。小さい夢を叶えてくれた白ひげのあなた。いつしか僕の前に姿を見せなくなったあなたは、きっと世界中の子どもたちに夢を与えるため、南極を拠点に世界の夜を駆け回っているんでしょうね。もう大人になった今の僕は、時折心からあなたの活躍を祈っています。今年も全ての子どもたちに素敵な贈り物を届けてやってくださいね。
そうだ。昔僕はサンタクロースになりたかったんだっけ。キリスト教圏だけじゃないいろんな国に飛んで、仏教もイスラムも聖夜イベントに巻き込んで、世界中の子どもたちにプレゼントを配りたかったっけ。消費イベントの陰に、富のあまねく人々への分配という善行的ななんかを考えてしまっていた僕。takebonoサンタはあの暑苦しい衣装を脱ぎ捨てて炎天下の貧困地域へ人道支援に行けばいい。やめてくれといわれるか。殺されるかもしれん。
僕の住むこの腐った街も、今夜だけは闇の中で無限に彩られきらめいている。どこまでも華やかで聖なる闇の中で、実にいろんな時間がいろんな形で流れてってんだろう。ちゃんと今年もコンセントを通して、電力と幸福の形が人々に供給されていってる。しかし何を小細工したって僕はこの街が嫌いだ。光の色。闇の音。カロリーたっぷりに塗り固められたクリスマスケーキみたいなコンクリートとアスファルト。廃棄物と排気ガス。ボコボコにリンチされて放置されたサンタさんのようなホームレス。廃人になったカーロス・リベラ。何もかもいまさらの聖しこの夜だぜ。
窓をそっと開けてみる♪…寒いわ。閉める。サンタいなかった。闇がありました。
…よし。コーラでも飲んで卒論の仕上げにかかるとするか。イエス・キリストの誕生日よ、僕にこのつたない卒論を書ききる力を下さい。今夜はめりーくるしみます。
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