WBS

2006年4月14日
ちょっと前から、テレ東の「ワールドビジネスサテライト」をよく観てる。つうか最近では毎日録画して暇なときに全部まとめて観てたりする。株価ニュースなぞは遅れて見るもんじゃないとは思うけどね。まあなかなかどうしてWBS興味深いのだ。

前提は、銀行にしろタンスやサイフにしろ所謂「だぶついてるマネー」ってのを、どのように市場に供給してゆくか、に尽きる。飽和した経済の中でどのように新たなニーズを創ってゆくか。どの層からどのように金を吐き出させるか。どのようにコストを削減するか。あらゆる過剰競争へ駆り立てられる各企業の、たゆまない創意工夫と葛藤と努力を垣間見てると、なんだかtakebonoは実に感心するばかりなのです。
狙われるのは、「家庭」だけじゃなく。
2007年前後に労働社会から降りる団塊世代や。
結婚せず家庭を築いていない金余り独身男性・女性たちや。
豊かな家庭に生まれた数少ない子どもたち。
たくさんのお年寄り。
中国。インド。
ITはすごい。
「下流」すらも。
実に個人的な欲望すらも。
一般的な家庭が消費経済の主体であることは変わりないけど、今やピンポイントで「だぶついてるマネー」や「機会」が、どんどん狙いにいかれてる。それぞれの層の人間がカネを払うモノとは何か?を、必死で起業はリサーチしてる。何がビジネスになりうるのか? 流星みたいだまるで。現れては消えたり輝いたり、儚い。こうしてる今も、ものすっごいスピードで、経済は動いてるんだよな。
シンプルだよな。何が人を惹き付けるか?だ。
食欲を超えた食欲。性欲を超えた性欲。物欲を超えた物欲。支配欲や征服欲を超えた何かや、偽善や、感動や、温情や激情すら、消費社会では産業のターゲットになる。僕のソウルだけは食い物にされるものか、と思う。
政府も日銀も、せっかく上向いた景気を冷やさないようにと、慎重に動いてる感じ。でもその最中でも「改革」で既存と惰性を壊してかなきゃなんないからジレンマなのだろ。
時代はもう、「何を」売るか?だけでなく、「どのように」「誰が」「何処で」売るか?になってきてる。見えないものこそが確実に消費されてるからだ。
そして益々突き進む消費の二極化と個人化。
よくSKと飲みながら隙間ビジネスの話をしたことがあったけど、実際にアイデアと実行力こそがベンチャーを決めうるなと思う。ハイリスハイリタ一発ドリームよりも、ローリスローリタゼロからスタートで隙間を駆けめぐりつつ持続可能なものとかって作れないのかなあとかってのも思う。

ちまちまと経済学と経済に触れていきたいので、今後もWBS観ていきたい。「ガイアの夜明け」もこれからは観るべえ。あと村上龍と小池栄子で新番組あるらしいね。それも観るべえ。

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