対岸のtakebono

2006年4月19日 読書
昨日読んでブログにも書いた、角田光代の『対岸の彼女』が頭を離れない。僕の中で、きっといい作品との出会いだったんだと思う。
感動したのです。じわじわともくる感じで。
人との距離とかって、もっと考えたほうがいいんだろうな。
わかってるんだけどな。
ごまかしたつもりもないんだけど。

かつて対岸が眩しかったときを思い出した。
人がうらやましくて仕方ないときもあった。
幾度、或る生き方に憧れたか。
きらきらしてるものに。
焦がれたか。
僕は。
それでも優しい人に会いたかった。

いろんな人がいて。
どの人が自分にとってどれくらい何者であるのか。
最後にはわからないから。だから。
信じることを決めるんだよね。
アオちん。ナナコ。
僕も。そう思うよ。

なのに。
人を見るとき。
僕はもう見えてないのかもしんない。
もう。
優しさだけしか。

どこかへ向かい。何かを選び。
いつか。
破綻する前に。
精一杯輝けたらって。

そんだけなんだ。そんだけ。

生きたいよな。
しっかりと。

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