ベストセラーにもなった梅田望夫氏の『ウェブ進化論』をざっと読んだ。図書館の返却期限が過ぎていたからちゃんと読めなかった。けどもう手に取らないと思う。それでもなかなか興味深くもあった。そしてこないだのWBSに梅田氏が出演してた。シリコンバレーからご足労か。
ITの無限の可能性が、よかれ悪かれ既存のものを破壊していき、新しいものもたくさん生むということが少しわかった。
とりわけ、「知の世界の再編」とまで言い切るネットの「ゼロコスト空間」化は、何かをドキドキさせるくらいすごいことじゃないのかと思った。 石田衣良の『アキハバラDEEP』は、ヤフーやグーグルを超える、進化したAI型サーチエンジンを巡る攻防の話だったけど、あの作品の中で語られてたことそのまま多く現実に語られててそして現実化してくのかもしれないな、と。
「オープンソース」
「はてな」「ウィキペディア」
「mixi」
「mf247」
不特定多数無限大の人間がまたその向こう側の人間と出会うこと。つながること。よかれ悪かれ何かを起こす可能性が恐いくらいあること。可能性である。
そして「チープ革命」による「総表現社会」の登場。「ブログ」。文章、写真、語り、音楽、絵画、映像…。「普通の人たち」が「何かを表現したって誰にも届かない」という諦観は、「何かを表現すれば、それを必要とする誰かにきっと届くはず」という希望に変わろうとしている、と筆者はいう。
「表現行為を行うためには、テレビ局、出版社、映画会社、新聞社といった組織を頂点とするヒエラルキーに所属するか、それらの組織から認められるための正しい道筋を歩むしかなかった。それゆえに既存メディアに権威が生まれた」(p12)
新旧の共存・棲み分けはこれからも相当長い間続くが、これからはネットが既存メディアを段々と浸食していくという。バーチャルはリアルに台頭してくる。
ネットがすっとばした距離と時間は、馴れ合いにとどまらないし、コミュニティーにもとどまらないだろう。革命かもしれない。
興味深かったのはやはり「ロングテール理論」だった。「売れる」ものだけが在庫になったりディスプレイされるのではなく、誰か数人数にでも売れるものが日の目を見る。アマゾンのやり方だ。ネットを介在することで、むしろベストセラー以外の本が売れている。首長竜の尾っぽこそが、ビジネスニーズになる。それを可能にするのも「ゼロコスト空間」こそだ。ベンチャーにはビッグチャンスだ。
ITはもちろんビジネスにもとどまらないだろう。いろんなことが考えられる。あんなことやこんなこともできるかもしれない。僕ならば…何をする?かだ。
「グーグルアース」で僕の家の近所の航空写真を見た。なかなかすごかった。
とりあえずfinalventというブロガーの日記は読んでくことにした。
WBSで観たけど、国内の全てのブログで語られてる情報及びキーワードを収集するソフトというのをどっかの企業が開発し使っていたっけ。もはや予測市場とかいうように、陳腐なマーケティングや世論調査なんかよりよっぽどすごい。なんだか、人間社会の全てが剥がされてゆくようだ。
脳がつながっている、とアメリカの学生がネット世界をそう表現したそうだ。
「攻殻機動隊」の世界もあながち遠い未来ではないのかもしれないなあ。
ITの無限の可能性が、よかれ悪かれ既存のものを破壊していき、新しいものもたくさん生むということが少しわかった。
とりわけ、「知の世界の再編」とまで言い切るネットの「ゼロコスト空間」化は、何かをドキドキさせるくらいすごいことじゃないのかと思った。 石田衣良の『アキハバラDEEP』は、ヤフーやグーグルを超える、進化したAI型サーチエンジンを巡る攻防の話だったけど、あの作品の中で語られてたことそのまま多く現実に語られててそして現実化してくのかもしれないな、と。
「オープンソース」
「はてな」「ウィキペディア」
「mixi」
「mf247」
不特定多数無限大の人間がまたその向こう側の人間と出会うこと。つながること。よかれ悪かれ何かを起こす可能性が恐いくらいあること。可能性である。
そして「チープ革命」による「総表現社会」の登場。「ブログ」。文章、写真、語り、音楽、絵画、映像…。「普通の人たち」が「何かを表現したって誰にも届かない」という諦観は、「何かを表現すれば、それを必要とする誰かにきっと届くはず」という希望に変わろうとしている、と筆者はいう。
「表現行為を行うためには、テレビ局、出版社、映画会社、新聞社といった組織を頂点とするヒエラルキーに所属するか、それらの組織から認められるための正しい道筋を歩むしかなかった。それゆえに既存メディアに権威が生まれた」(p12)
新旧の共存・棲み分けはこれからも相当長い間続くが、これからはネットが既存メディアを段々と浸食していくという。バーチャルはリアルに台頭してくる。
ネットがすっとばした距離と時間は、馴れ合いにとどまらないし、コミュニティーにもとどまらないだろう。革命かもしれない。
興味深かったのはやはり「ロングテール理論」だった。「売れる」ものだけが在庫になったりディスプレイされるのではなく、誰か数人数にでも売れるものが日の目を見る。アマゾンのやり方だ。ネットを介在することで、むしろベストセラー以外の本が売れている。首長竜の尾っぽこそが、ビジネスニーズになる。それを可能にするのも「ゼロコスト空間」こそだ。ベンチャーにはビッグチャンスだ。
ITはもちろんビジネスにもとどまらないだろう。いろんなことが考えられる。あんなことやこんなこともできるかもしれない。僕ならば…何をする?かだ。
「グーグルアース」で僕の家の近所の航空写真を見た。なかなかすごかった。
とりあえずfinalventというブロガーの日記は読んでくことにした。
WBSで観たけど、国内の全てのブログで語られてる情報及びキーワードを収集するソフトというのをどっかの企業が開発し使っていたっけ。もはや予測市場とかいうように、陳腐なマーケティングや世論調査なんかよりよっぽどすごい。なんだか、人間社会の全てが剥がされてゆくようだ。
脳がつながっている、とアメリカの学生がネット世界をそう表現したそうだ。
「攻殻機動隊」の世界もあながち遠い未来ではないのかもしれないなあ。
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