ノベルを述べる49
◇ボストン・テランの処女作『神は銃弾』。MM氏から借りてたのやっと読み終わった。ハードボイルドバイオレンス小説。
−地獄のカルト集団が、別れた妻を惨殺し、かけがえのない娘を連れ去った。ボブ・ハイデガーは、地獄から生還したジャンキー更正患者ケイスと共に旅に出る。教祖サイラスのナイトメアが砂塵に舞い上がるカリフォルニアの広大な大地を舞台に、ドラッグと血と精液の混じり合った世界が蠢く中で、呪縛と正義を飲み込んだ神の追撃が始まった!! ただ一つの、贖罪を求めて!!!
「でも、本物になりすますことに成功して、世間に流布してるものがひとつある。何物にもとらわれない自由な銃だ。…見なよ。これこそ完全な命の形だ。至高の芸術形式だ。誰にも平等な偉大なるものさ。これは政治の境界も社会の境界も宗教の境界も全部越える。これにはなんのしがらみもない。だから誰もえこひいきしたりしない。向こうにもこっちにもどっちにも傷を負わせる。これは、ゴミみたいな偉ぶったたわごとを並べて、聖書が撒き散らすくそ寓話のどれにも負けないくらい単純で深いものだ。これはその背に歴史を負って、眼の前にあるもの全てを薙ぎ倒す。信仰は全てこの処女真鍮の莢の中にあるんだよ。…そうとも。これこそ新しい宗教を生み、古い宗教をやっつけるものだ。コヨーテ、神はいるよ」

◇前NHKワシントン支局長の手嶋龍一が「知られざる拉致」の闇を描ききり発売前から騒がれてたというドキュメントノベル『ウルトラ・ダラー』読んだ。無知な僕には小難しかったけど、結構魅せられた。こうゆうの書くのってすごいな。半島情勢や中台問題。実際アメリカと中国は今後どうなってゆき、日本と北朝鮮はどうなってゆくのだろうか。
−昭和43年暮れ。東京・荒川に住む若い彫刻職人が、忽然と姿を消した。それから35年以上の月日が流れ、その日ダブリンに超精巧偽百ドル札が現れた!! 震源は、「北」!! 「ウルトラ・ダラー」を巡り、全ての真相が交錯する。「北」の狙いとは? 陰謀の先に待ち受けるものとは? 世界を震撼させる偽造紙幣攻防戦を描いたドキュメントノベル。
ただ、ラストは、えぇっっ?!と思った。

眠い。
言葉がシャワーのように湧き出てくる。
どんだけが無駄なものかわかんない。

ほらみろポルトガル。

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