takebonoの嫌いな傲慢な言葉たち
2006年7月6日 読書
MM氏に借りて読んだ中島義道『私の嫌いな10の言葉』。
相当イカれて攻撃的だった。この本は、読む人にとっては好き嫌いあるだろうなと思った。ただ僕は、読んで、あはははと笑いまくった。
スカッとするのは、結構僕も共感する部分をたくさん言ってくれてたこと。
とても面白かった。
誰もが言われて首をかしげたことのある言葉たちだろう。takebonoが共感した例をあげよう。
・「お前のためを思って言っているんだぞ!」
かつて僕もよく教師などに言われたことのあるようなこの言葉。大人になった今、子どもに対してこんな言葉、傲慢すぎて言えやしない。それは、間違いなくハイ間違いなく、誰もが「お前のためを思って」いるわけが100%無いからだ。自分が「知っている」側として、「無知な」僕を、ただ遠回しにジャブ攻撃するための、最低の言葉にすぎなかった。こんなキチガイ台詞を興奮して吐く奴は、憎悪をヒロイズムで中和してただ発散してるだけだ。怒鳴られただけで何もしてくれなかった。怒鳴られたことも、今から思えば全く無意味なことだった。正義を振りかざしたかっただけだろ。
・「もっと素直になれよ!」
よく言われた気がするこの言葉。不思議なことに、僕は素直になればなるほど、この言葉を言われ続けた。最低の大嘘の言葉。「素直」っていうのは、「すなお」がどうゆうことなのか?を傲慢にカテゴライズして認識して使い廻してるだけの、幻想と侵害に充ちた言葉だ。「誰」の「素直」が一体どんなモンなのか?理解できてるわけない。未だわからない。「素直」ってどうゆうことなのか。僕がどうなれば満足したのか。 ハッキリ言えばいいじゃないか。「逆らうな!」なんだろ? 「素直」なんて単語わざわざ持ち出すなって。
・「相手の気持ちを考えろよ!」
・「一人で生きてるんじゃないからな!」
もう、どれもこれも吐き気がする言葉。偉そうな言葉をこれでもかと吐くくせに、真実からは目をそらす。いつまでも「いい子」でいたいのは奴らのほうなのだ。
・「自分の好きなことが必ず何かあるはずだ!」
極めつけの最低最悪の言葉。「革命がすきです」「暴力が好きです」「一日中寝てることが好き」は許されないくせに「自主選択」の構えを取らせる究極傲慢な言葉。結局は産業社会に有用な「好き」であったり、職業につながる「好き」以外は許されないくせにさ。
他にもおもしろいのありましたがもうめんどくさいのでまとめ。
愛、平等、思いやり、協調性、相手の気持ち、素直さ、それら全部言葉としては素晴らしいと思うよ。だけど絶対に傲慢だ。社会に出れば、それらが普通に「踏みにじられている」ことに気付くからだ。その現実に対しては目をつぶり、ヒューマニズムワードだけを唱えて何になる? そこが傲慢だっていうんだ。 じゃあ何故命をかけて現実を変えようとしない? 自分だけが「いい子」のつもりで、お決まりの道徳言葉を吐いて、何かを守った気になっているのか? ふざけるな、だ。少なくとも、何か語りうる根拠がないままに、吐ける言葉ではないのだ。
わかりきった妥協のくせに「正義」を持ち込んで。
誰も納得はしないのにそれは論理立てられている。
現実をより知っている大人が、どうしてそんな空虚な言葉を吐けるのか。
真実を言うことがそんなに恐いのか?
それなら黙っていればいいのに。
言葉を何だと思ってやがるんだ。
相当イカれて攻撃的だった。この本は、読む人にとっては好き嫌いあるだろうなと思った。ただ僕は、読んで、あはははと笑いまくった。
スカッとするのは、結構僕も共感する部分をたくさん言ってくれてたこと。
とても面白かった。
誰もが言われて首をかしげたことのある言葉たちだろう。takebonoが共感した例をあげよう。
・「お前のためを思って言っているんだぞ!」
かつて僕もよく教師などに言われたことのあるようなこの言葉。大人になった今、子どもに対してこんな言葉、傲慢すぎて言えやしない。それは、間違いなくハイ間違いなく、誰もが「お前のためを思って」いるわけが100%無いからだ。自分が「知っている」側として、「無知な」僕を、ただ遠回しにジャブ攻撃するための、最低の言葉にすぎなかった。こんなキチガイ台詞を興奮して吐く奴は、憎悪をヒロイズムで中和してただ発散してるだけだ。怒鳴られただけで何もしてくれなかった。怒鳴られたことも、今から思えば全く無意味なことだった。正義を振りかざしたかっただけだろ。
・「もっと素直になれよ!」
よく言われた気がするこの言葉。不思議なことに、僕は素直になればなるほど、この言葉を言われ続けた。最低の大嘘の言葉。「素直」っていうのは、「すなお」がどうゆうことなのか?を傲慢にカテゴライズして認識して使い廻してるだけの、幻想と侵害に充ちた言葉だ。「誰」の「素直」が一体どんなモンなのか?理解できてるわけない。未だわからない。「素直」ってどうゆうことなのか。僕がどうなれば満足したのか。 ハッキリ言えばいいじゃないか。「逆らうな!」なんだろ? 「素直」なんて単語わざわざ持ち出すなって。
・「相手の気持ちを考えろよ!」
・「一人で生きてるんじゃないからな!」
もう、どれもこれも吐き気がする言葉。偉そうな言葉をこれでもかと吐くくせに、真実からは目をそらす。いつまでも「いい子」でいたいのは奴らのほうなのだ。
・「自分の好きなことが必ず何かあるはずだ!」
極めつけの最低最悪の言葉。「革命がすきです」「暴力が好きです」「一日中寝てることが好き」は許されないくせに「自主選択」の構えを取らせる究極傲慢な言葉。結局は産業社会に有用な「好き」であったり、職業につながる「好き」以外は許されないくせにさ。
他にもおもしろいのありましたがもうめんどくさいのでまとめ。
愛、平等、思いやり、協調性、相手の気持ち、素直さ、それら全部言葉としては素晴らしいと思うよ。だけど絶対に傲慢だ。社会に出れば、それらが普通に「踏みにじられている」ことに気付くからだ。その現実に対しては目をつぶり、ヒューマニズムワードだけを唱えて何になる? そこが傲慢だっていうんだ。 じゃあ何故命をかけて現実を変えようとしない? 自分だけが「いい子」のつもりで、お決まりの道徳言葉を吐いて、何かを守った気になっているのか? ふざけるな、だ。少なくとも、何か語りうる根拠がないままに、吐ける言葉ではないのだ。
わかりきった妥協のくせに「正義」を持ち込んで。
誰も納得はしないのにそれは論理立てられている。
現実をより知っている大人が、どうしてそんな空虚な言葉を吐けるのか。
真実を言うことがそんなに恐いのか?
それなら黙っていればいいのに。
言葉を何だと思ってやがるんだ。
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