ノベルを述べる78

2006年11月22日 読書
◇村上龍『五分後の世界』。なるほど傑作かも。

−いつしかその世界に迷い込んだ。腕時計は5分ずれていた。
本土決戦により焦土と化した敗戦国日本は、各大国により分割され、内戦を勃発させていた。人口を激減させた日本人たちは、地下に新たなアンダーグラウンド国家を建設し、駐留国連軍とのゲリラ戦を繰り広げていた。
5分のずれで現れたもう一つの日本は、独立戦闘国家として、世界中に勇気とプライドを示し続けていた。

ナショナリストが喜びそうなストーリイだなや。
だがしかし戦闘描写は凄まじい。飛び散る肉片また肉片。
アンダーグラウンドで使われている教科書を、主人公が読むシーンは必見。おお。

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