加藤諦三『行動してみることで人生は開ける』。隠れ名著だと。

言葉が力になるときがある。
KT氏に読めといわれたこんな本を読んでみるとそう思う。
いまの僕にはあまり必要がないなと感じたのは、いまの僕がちゃんと精神世界にバランスを取って、幸福と感謝を感じながら生きれてるからなのだろうか。
言葉は、意思だ。
僕が必要としている言葉はこの本の中にはほとんどない。
それでも、僕は読み終わっていろんな人のことを思い出さずにはいられなかった。

普遍的な説得力、というよりも、いわば「理」のコードやリズムのようなものが、それぞれのレベルで共鳴したり一致したりすると、言葉はまた「理」の弊害としての壁を打ち破るのだと思う。
思い込みによって作られてしまった自分を縛る鎖は、また同様に、思い込みによって解けるのだと思う。 自分の殻は結局自分で破るためにある。自ら見た悪夢は自ら終わらせる以外にない。
他人を介在する言葉は、自分のものではないからこそ自分を押してくれるし、自分の力に変わってったりする。
伝播する。
だから言葉は奇跡だと思う。

自分が自分に基づいていると思ったのはいつだったか。
自分の言葉で語ろうと思ったのはいつだったか。
自分に自分なんか存在しないと思ったのはいつだったか。
他者が優しく見えたとき、僕は強くなれた気がした。
何一つ成し遂げられなくても無価値ではないと知ったとき、初めて何かをやってやろうと考えた。
何者かになれなくても構わないと知ったとき、初めて僕は何者かになることができたのだ。
みんな言葉だった。
言葉とは、一瞬で肉体に溶けて染みこんでいくあの湧き水のような、僕のソウルの一部だった。

君と僕は同じ人間ではないのだから。
信じられる? 出会わないという結末だってあったんだよ。
君が生きる意味を本当に求めたとき、世界は君を拒否しない。
いつか死ぬことを信じられるのなら、いま何ができるかも考えられるだろ。
焦らなくても良い。
君の素晴らしさ、知ってるから。
ガンバレなんて言わないから。
いまは、
少しだけ前を向いてみな。
後ろや下を向くよりは、
なにかしら見えるだろ?
なあソウルメイツ。
僕の姿は見えるかい?

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