◇京極夏彦『百鬼夜行−陰』。
妖怪シリーズのサイドストーリーの短編集。なかなか面白かった。シリーズ全部読んでても、どの事件のサイドストーリーだったけかと混乱。
すきなのは「目目連」と「煙々羅」かな。
人間の狂気の原点こそ妖怪か。
この世で一番不思議なのは人間。
こんなふうなシリーズのパロディ化を色々考えちった。

人の心のいずこより、妖怪共はあらわれん。
 闇の世界の裂け目より、憑き物共はあらわれん。
 さる魔界とは、すなはち人間界に他ならぬ。
 人は群れなして、渦巻く、いとあやしき、それは百鬼夜行。
 陰の扉が静かに開く。
 京極堂無き、とむらひのゆふべ。

 
あの忌まわしく凄惨な事件の裏で、密かに進行していた10のサイドストーリー。ここに発現。

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