世界が完全に思考停止する前に
2007年2月23日 読書 コメント (2)
森達也氏の評論集『世界が完全に思考停止する前に』
森達也氏の言葉はシンプルで良い。
僕もこれくらいシンプルにそう思う。
世界は脳死だ。
そして僕もそんな世界の一部だ。
思考停止に自覚と後ろめたさを持てるだろうか。
何かが起きていることを知らないまま、何かは予定通り「突然」に起きる。
何かが起きた後で僕たちは何を言えるンだろう。またしても誰かと誰かと傷付け合うのだろうか。
「どうしてこんなことになってしまったのか? 答えは簡単だ。僕らが選択したからだ」
人は「正しさ」を盾に執着し、間違える。
誰だって、誰かの敵になっている。誰だって、無自覚な罪を背負ってる。逆に言えば、僕たちは誰だって誰かの味方に立てるんだ。そのことには誇りを持ったっていい。自分の言葉で語れるならば。
「だって王様は裸だよとつぶやいた子供に、人一倍の使命感や勇気があったわけではない。普通に感じ、普通に首を捻り、普通に疑問を口にすれば、最悪の事態はきっと回避できる。まだ間に合う。ぎりぎりだけど、きっとまだ間に合う。
僕らは有機体のネットワークだ。僕らの同意のもとに世界はある。一人ひとりがこの世界に責任がある」
僕もそう思う。
僕の目がおかしいのかもしれないけれどそう思えるし、見える。
やっぱりどう見ても、王様は裸だ。
ちっぽけでも愚かでも、僕のできる範囲でささやかな平和と幸福を守りきる。
思考は、脳死ファシズムとの闘いだ。
何もわかっちゃいない。
何かができるなんておこがましすぎる。
だけど、
恐いけど、
この世界に生きる者の一人として、できうる限り考えて人と話して、生きてく、しかない。
若いな。あほめが。
森達也氏と向かい合って飲んだとき、ビールグラス越しに見た彼の目の輝きを僕は忘れてない。あの怠そうな瞳で充分だと思ったんだ僕は。
できることを諦めないでやろうと思うだけだ。
森達也氏の言葉はシンプルで良い。
僕もこれくらいシンプルにそう思う。
世界は脳死だ。
そして僕もそんな世界の一部だ。
思考停止に自覚と後ろめたさを持てるだろうか。
何かが起きていることを知らないまま、何かは予定通り「突然」に起きる。
何かが起きた後で僕たちは何を言えるンだろう。またしても誰かと誰かと傷付け合うのだろうか。
「どうしてこんなことになってしまったのか? 答えは簡単だ。僕らが選択したからだ」
人は「正しさ」を盾に執着し、間違える。
誰だって、誰かの敵になっている。誰だって、無自覚な罪を背負ってる。逆に言えば、僕たちは誰だって誰かの味方に立てるんだ。そのことには誇りを持ったっていい。自分の言葉で語れるならば。
「だって王様は裸だよとつぶやいた子供に、人一倍の使命感や勇気があったわけではない。普通に感じ、普通に首を捻り、普通に疑問を口にすれば、最悪の事態はきっと回避できる。まだ間に合う。ぎりぎりだけど、きっとまだ間に合う。
僕らは有機体のネットワークだ。僕らの同意のもとに世界はある。一人ひとりがこの世界に責任がある」
僕もそう思う。
僕の目がおかしいのかもしれないけれどそう思えるし、見える。
やっぱりどう見ても、王様は裸だ。
ちっぽけでも愚かでも、僕のできる範囲でささやかな平和と幸福を守りきる。
思考は、脳死ファシズムとの闘いだ。
何もわかっちゃいない。
何かができるなんておこがましすぎる。
だけど、
恐いけど、
この世界に生きる者の一人として、できうる限り考えて人と話して、生きてく、しかない。
若いな。あほめが。
森達也氏と向かい合って飲んだとき、ビールグラス越しに見た彼の目の輝きを僕は忘れてない。あの怠そうな瞳で充分だと思ったんだ僕は。
できることを諦めないでやろうと思うだけだ。
コメント
王様は、その後、服をまとってマトモな暮らしをしたんでしょうか?
王様の取り巻きたちは、もし王様がマトモになってしまうと食い潰れてしまう訳で、さてはて彼らは其れを素直に受け入れたか??
たぶん、その子供は、
狼少年として扱われたか、不敬罪で首を切られたでしょうね(^_^;)
いずれにせよ、覚悟が要りますね♪
まーほんまに子どもは恐ろしいわー。
その場にいたみんなびびったンだろうなと(^o^;)
まあとりあえず狼少年にもならず首は切られんレベルでかつ意義も少しはありそうな声の上げ方が、幸か不幸かいま僕の周りには多少転がってるかんじなのです。
たぶんいま普通に暮らしてて声上げらんない人たちよりは声を上げやすい環境にいるかんじなので、うー、やっぱり覚悟なんでしょうな。
森達也氏と同じで、社会正義なんかクソクラエなのです。
なんと言われようと、できる範囲で生きてみたいものです。