◇レマルク『西部戦線異状なし』。レマルク不朽の反戦文学。

−第一次大戦さなか、戦場は凄絶をきわめていた。銃弾の雨は兵士の肉体をひきちぎり、砲弾がそれを吹き飛ばす。毒ガスがまかれ、戦車は唸りを上げて進む。地雷は炸裂し、疫病は猛威を振るう。肉弾戦の連続に塹壕は血に染まった。
死が戦線を埋め尽くす中、軍司令部はただ静かな報告を放つ。
「西部戦線異状なし、報告すべき件なし」

戦慄の戦線で、愛する戦友を次々と失う一兵士ボイメルの戦場ストーリー。

「おい、戦友、今日は他人の身、明日はわが身だ。けれどももし幸い僕が助かったら、僕はこのわれわれ二人を打ち砕いたものに対して闘おう、それは君の生命を奪ったものだ。…それから僕にも、やっぱり生命を奪おうとしているものだ。
戦友、僕は君に約束する。戦争は二度とふたたびあってはならない

うーんよかった。

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