握りしめた拳を開いたその手の繋ぎ方2
2008年3月17日 読書
派遣ユニオン、斎藤貴男『日雇い派遣―グッドウィル、フルキャストで働く (シリーズ労働破壊 2)』
依然として迷走暴走を続ける日本型雇用なのだけど、シリーズ2冊目は特に「派遣」に焦点を当てた内容になってる。
ご存じ「ハケン」という就労システムは、人件費コスト戦争の果てに台頭してきた最悪の労働形態なわけだけど、合法化されても尚、違法だらけトラブルだらけの悲劇を生み続けてるのが現状。最大手企業グッドウィルとフルキャストが最低の違法違反を繰り返してるこの状況で、僕は派遣とりわけ登録型・日雇い派遣という就労システムをもはや雇用形態の一つと認めないことにしようと思ってる。グドとフルで働こうとしてる友達がいたら止める前にこの本読ませようと思ってる。
ハケンのヤバさを考えたとき最初に思うのは、常用・直接雇用の浸食だということ。
このシステム下では、社会保険…労働保険…解雇規制…etc、直接雇用なら当然に負うべき一つ一つの責任を使用者は全部回避することができるからスゲー嬉しいし、なによりも低賃金での労働力適量確保が魅力的すぎるのだ。
この社会では、働く人を守るシステムが実質存在しないので、どこまでも労働破壊も悲劇も止まらないし、使用者と運命のさじ加減で労働者は生活を左右されることになる。繰り返しだけど無知はより美味しく喰われてく。
弱者の足元を見た「貧困ビジネス」はため息が出るほどくだらなく醜悪極まりない。
雇用関係をハッキリさせておくことは、大前提以前のことなのだが。「雇用」と「使用」の分離が、この複雑で最悪のシステムを成り立たせてる。禁止されていた人身売買ピンハネ産業が法の規制緩和で台頭してからとゆうもの、「ハケン」に未来は無いと考える。
この本で新しく思ったのは、派遣会社の社員たちもかなり大変だなーと。本当に向かわなければならない方向もっと考えないといかんのね。
4月からいわゆる「パート労働法」が施行されるけど、なんのこたないザル。
いつまで理想綺麗事机上論で、既に底抜けの世界で腰抜かしてるのかしらないけれど、誰も助けてくれないから立ち上がって手を繋ぐことを僕は支持するよ。
依然として迷走暴走を続ける日本型雇用なのだけど、シリーズ2冊目は特に「派遣」に焦点を当てた内容になってる。
ご存じ「ハケン」という就労システムは、人件費コスト戦争の果てに台頭してきた最悪の労働形態なわけだけど、合法化されても尚、違法だらけトラブルだらけの悲劇を生み続けてるのが現状。最大手企業グッドウィルとフルキャストが最低の違法違反を繰り返してるこの状況で、僕は派遣とりわけ登録型・日雇い派遣という就労システムをもはや雇用形態の一つと認めないことにしようと思ってる。グドとフルで働こうとしてる友達がいたら止める前にこの本読ませようと思ってる。
ハケンのヤバさを考えたとき最初に思うのは、常用・直接雇用の浸食だということ。
このシステム下では、社会保険…労働保険…解雇規制…etc、直接雇用なら当然に負うべき一つ一つの責任を使用者は全部回避することができるからスゲー嬉しいし、なによりも低賃金での労働力適量確保が魅力的すぎるのだ。
この社会では、働く人を守るシステムが実質存在しないので、どこまでも労働破壊も悲劇も止まらないし、使用者と運命のさじ加減で労働者は生活を左右されることになる。繰り返しだけど無知はより美味しく喰われてく。
弱者の足元を見た「貧困ビジネス」はため息が出るほどくだらなく醜悪極まりない。
雇用関係をハッキリさせておくことは、大前提以前のことなのだが。「雇用」と「使用」の分離が、この複雑で最悪のシステムを成り立たせてる。禁止されていた人身売買ピンハネ産業が法の規制緩和で台頭してからとゆうもの、「ハケン」に未来は無いと考える。
この本で新しく思ったのは、派遣会社の社員たちもかなり大変だなーと。本当に向かわなければならない方向もっと考えないといかんのね。
4月からいわゆる「パート労働法」が施行されるけど、なんのこたないザル。
いつまで理想綺麗事机上論で、既に底抜けの世界で腰抜かしてるのかしらないけれど、誰も助けてくれないから立ち上がって手を繋ぐことを僕は支持するよ。
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