生活保護とゆふやつは
2008年10月3日 読書
今井伸他:著 唐鎌直義:編『生活保護(「どうする!あなたの社会保障」シリーズ4)』
生活保護という公共の貧困者救済システムのことを、多くの人がそれがどうゆうものなのかほとんど知らない。
自分が生活保護を受けることが可能であることを知らない。
自分が生活保護を受けるべき状況にあることを知らない。
ひっそりと存在するこの国の最後のセーフティネットは、あまりにもその仕組みを知られていない。それを必要とする人にも。それを必要としない人にも。
近年増大する生活保護費の抑制のために、政府が、生活保護を受けることができる人にそれをなるべく受けさせないようにしてること。福祉事務所は、申請に来た人を適当な理由をつけて窓口で追い返したりしていること。
手続きの段階で、個人の尊厳や自立心向上心を蔑ろにするものがあること。
ケースワーカーの制度が矛盾をはらんでるものであること。
日本の生活保護とは、ヨーロッパのような寛容精神からの社会復帰制度とゆうものではなく、二度と這い上がれない最底辺者へ渋々吐き出す施しのようなものだと感じた。
そもそも脆弱な社会保障基盤が招くのが、生活保護につきまとうネガティヴなイメージそのものであり、弱いものたちがさらに弱いものを叩こうとするのは、生活保護というシステムが、最弱者に向けられるまなざし以外に認識されていないことからきてるのだと。
これからの時代では、権利を知らないものは不幸であると僕は考えるから、まずはその最低ラインの生存権のことだと思って読んだ。わかりやすくてとてもよい本だったよ。
生活保護は権利。
きわめて受けにくくさせられてる権利。餓死や自殺も起こってしまった。
一方で、基準を満たせば誰もが受けることができる無差別平等な権利。福祉事務所は平気で「あなたは受けれないよ」と嘘をつくから、ちゃんと知識のある人に相談しなければならないこと。
家族に丸投げしてきた日本型福祉の崩壊。企業に丸投げしてきた日本型雇用の崩壊。生活保護基準を下回るワープア賃金やプア年金の必然性。そもそもツッコミどころだらけの現実そのものに前提以前の大矛盾があるのだけれど、そこにふてくされて生活保護を指差しちゃうことは、思うツボの愚かさだとも思うから。
少なくとも誰もが最低限を救われるように考えなきゃならないんだろう。そのためにあるものを、そのために考えることなんだろう。
僕や僕の友達がいつか生活保護を受けるかもしれない。これからはホントにそうゆうことありうる時代になってくだろう。そのときになって立ちすくまないように。知っておくべきこの国の最底辺のセーフティネットのお話です。
生活保護という公共の貧困者救済システムのことを、多くの人がそれがどうゆうものなのかほとんど知らない。
自分が生活保護を受けることが可能であることを知らない。
自分が生活保護を受けるべき状況にあることを知らない。
ひっそりと存在するこの国の最後のセーフティネットは、あまりにもその仕組みを知られていない。それを必要とする人にも。それを必要としない人にも。
近年増大する生活保護費の抑制のために、政府が、生活保護を受けることができる人にそれをなるべく受けさせないようにしてること。福祉事務所は、申請に来た人を適当な理由をつけて窓口で追い返したりしていること。
手続きの段階で、個人の尊厳や自立心向上心を蔑ろにするものがあること。
ケースワーカーの制度が矛盾をはらんでるものであること。
日本の生活保護とは、ヨーロッパのような寛容精神からの社会復帰制度とゆうものではなく、二度と這い上がれない最底辺者へ渋々吐き出す施しのようなものだと感じた。
そもそも脆弱な社会保障基盤が招くのが、生活保護につきまとうネガティヴなイメージそのものであり、弱いものたちがさらに弱いものを叩こうとするのは、生活保護というシステムが、最弱者に向けられるまなざし以外に認識されていないことからきてるのだと。
これからの時代では、権利を知らないものは不幸であると僕は考えるから、まずはその最低ラインの生存権のことだと思って読んだ。わかりやすくてとてもよい本だったよ。
生活保護は権利。
きわめて受けにくくさせられてる権利。餓死や自殺も起こってしまった。
一方で、基準を満たせば誰もが受けることができる無差別平等な権利。福祉事務所は平気で「あなたは受けれないよ」と嘘をつくから、ちゃんと知識のある人に相談しなければならないこと。
家族に丸投げしてきた日本型福祉の崩壊。企業に丸投げしてきた日本型雇用の崩壊。生活保護基準を下回るワープア賃金やプア年金の必然性。そもそもツッコミどころだらけの現実そのものに前提以前の大矛盾があるのだけれど、そこにふてくされて生活保護を指差しちゃうことは、思うツボの愚かさだとも思うから。
少なくとも誰もが最低限を救われるように考えなきゃならないんだろう。そのためにあるものを、そのために考えることなんだろう。
僕や僕の友達がいつか生活保護を受けるかもしれない。これからはホントにそうゆうことありうる時代になってくだろう。そのときになって立ちすくまないように。知っておくべきこの国の最底辺のセーフティネットのお話です。
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