2005年、結婚情報会社が新成人に実地した結婚意識調査で、「早く結婚したい」が女性で2年前より倍増。80年代以降、資格や技能などでの「自分探し」ブームで、「女」よりも「自分」に磨きをかけた上の世代を反面教師として、早婚と出産願望が強まっているそうだ。女性のキャリア社会参入は一方でこんな現象を生むのも頷ける。こんな不安定な世だから、最短距離でシンプルな安定こそ結婚という形だというのもわかる気がする。だけど今やパートナーとなる男も不安定社会に晒されているわけだから、将来性含め男はピンキリなわけだ。早婚も良し悪しかと思うがな。しかし今後のメガコンペティション時代というのは女性にとっては本当に男獲得競争時代になってゆくのかも。 「中」以上でいたいから結婚するの?結婚したいから恋愛するの?恋愛したいから「女」を磨くの?とりわけ「下流」女性にはがんばれとしか言えないな。愛は神秘であってほしい。takebonoはソウルラブを祈るよ。

というわけで今回はちょっとした番外編かも。「恋愛結婚の階層化」について。
「恋愛結婚率」(どうやって定義づけたのかしら?「お見合い」や「許婚」と区別したのかな)が、55年当時35%だったのが、75年には65%にまで急増したんだと。多くの人が恋のマイアヒーに目覚め結婚していったのだね。戦後民主化、工業化と都市化と大衆消費社会化、農民の雇用者化、家族の核家族化、高学歴化、総じて個人主義化か。身分も階級もお家も何かしらのしがらみもなく、中流化の時代にふさわしい結婚形式として「恋愛結婚率」は急増した。「駆け落ち」って言葉は今もあるのかな?家柄や階級を乗り越えた真の愛はとてもロマンチックだったろうなぁ。そんな「駆け落ち」を描いたドラマが多かったらしい70年代にピークを迎えたという恋愛結婚は、階層化によって自由恋愛が困難になってきた80年代以降から晩婚化という形で衰退が表れてきたのだとさ。はァ!?ほんとかよって。恋愛市場は複雑かつ拡大したけど、恋愛の機会は階層によっても制限されてるってことか。へェェ。恋に上等も下等もあるかよって。いや、あるとするならばやはりそれが「結婚」に帰結するときなんだろうな。じゃあ結婚を意識した恋愛は自由恋愛ではないの?確かに一流商社マンはパチンコ屋で働くねえちゃんとは結婚しねえだろうよ。キャリアウーマンは自分のオフィスの清掃員とは結婚しねえだろうよ。確率的で一般的でもっともな話だ。そしてもっともっと複雑だろうし。それに、人の結婚にも恋愛にも、何か意見するなんてことが僕に出来るわけがない。姉の結婚式も、TちゃんKちゃんの結婚式も、やっぱり嬉しかったから祝ったんだ。

あれだけ援助交際を煽り、既存体制の破壊を唱えた宮代真司も、20歳下の東大名誉教授の娘と「ふと目があって激震が走」り、彼女の父親に「うちはクリスチャンなので離婚はできませんよ」と釘を刺されながらもめでたく入籍したっとさ。階層性の壁の前に保守的な結婚をしたっとさ。いや別にいいよそんなん。それこそ「自由」なんしょ。 上野千鶴子がイケメン医師と結婚して専業主婦になっても別にいいよ。笑わないよ。
“つづく”

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