takebonoとりあえず卒業旅行2−北陸
2006年3月14日 旅行福井で迎えた凍えるような早朝は、尚果てしなく降り続いていた豪雪に見舞われながら、放浪者takebonoの行く手を完全に阻んでいた。闇の中に延々と降る雪を街灯が照らし、僕は新雪にその歩みをめり込ませながら一歩一歩駅に向かった。車道はスプリンクラーが機能しているってのに、歩道は雪に埋もれたままだった。結局都会生まれ育ちの僕は、雪国とそして雪ってやつ自体をなめていたのだ。
吹雪の中、駅に転がり込み、まだ薄暗い始発の北陸本線で福井を脱出。
だんだん夜が明けてきた頃、敦賀駅で乗り継ぎを待つ。その間やはり駅前をうろつく。滞在時間は40分くらい。なんだか999号の旅みたいだなあと思った。停車時間はその星の一日時間。地球時間では99時間の星もあったし20分くらいの星もあったっけ。
メーテルは言ったっけ。999号が停車する全ての星に降り立ちなさいって。それが鉄郎の夢を叶える条件なんだって。 人生だ。停車駅もまたその過程なのだ。少年が大人になるとき、停車駅は意味を成す。あらゆるリスクを背負って。優しさと勇敢さと情熱を持って。人間的にそして社会的に、決定的に愚かな僕は、そんな生き方を衝動化させてゆきたいのだ。鉄郎はあらゆる少年像であり、僕であった。メーテルは少年を導く母親であり恋人であり、一人の美しき勇敢な女性でもあった。いつだってメーテルは少年が憧れる青春の幻影。999は人生の無限軌道。
敦賀駅は何故か実際に999の駅でもある。駅前には松本キャラの像が乱立。松本チルドレンの僕としてはうれしすぎる駅だ。そんな敦賀駅をうろつきながらいろんなことを考えました。
小浜・舞鶴線に乗り換えて、日本海沿いを延々と西へ。どこまでいっても雪景色だ。ローカル線ってやつは、2時間1本2両なんてのが普通。鈍行長距離移動なんてもうなれたもんだ。
福知山で山陰本線に乗り換える。
城崎温泉駅で乗り継ぎを待つ。その間やはり駅前をうろつく。志賀直哉を読んでくればよかったなあと思った。温泉や足湯がたくさんあり、特産のカニの店ばかり乱立してた。地方経済はやはり大変だ。観光産業も大競争だ。
山陰本線を西へひた走り、鳥取駅到着。ここで豪雪が凄まじさを増す。寒冷前線の断末魔か。体力の限界も感じ、駅前のビジネスホテルに宿を取る。
相撲を観て、缶ビール2本飲んで爆睡。
吹雪の中、駅に転がり込み、まだ薄暗い始発の北陸本線で福井を脱出。
だんだん夜が明けてきた頃、敦賀駅で乗り継ぎを待つ。その間やはり駅前をうろつく。滞在時間は40分くらい。なんだか999号の旅みたいだなあと思った。停車時間はその星の一日時間。地球時間では99時間の星もあったし20分くらいの星もあったっけ。
メーテルは言ったっけ。999号が停車する全ての星に降り立ちなさいって。それが鉄郎の夢を叶える条件なんだって。 人生だ。停車駅もまたその過程なのだ。少年が大人になるとき、停車駅は意味を成す。あらゆるリスクを背負って。優しさと勇敢さと情熱を持って。人間的にそして社会的に、決定的に愚かな僕は、そんな生き方を衝動化させてゆきたいのだ。鉄郎はあらゆる少年像であり、僕であった。メーテルは少年を導く母親であり恋人であり、一人の美しき勇敢な女性でもあった。いつだってメーテルは少年が憧れる青春の幻影。999は人生の無限軌道。
敦賀駅は何故か実際に999の駅でもある。駅前には松本キャラの像が乱立。松本チルドレンの僕としてはうれしすぎる駅だ。そんな敦賀駅をうろつきながらいろんなことを考えました。
小浜・舞鶴線に乗り換えて、日本海沿いを延々と西へ。どこまでいっても雪景色だ。ローカル線ってやつは、2時間1本2両なんてのが普通。鈍行長距離移動なんてもうなれたもんだ。
福知山で山陰本線に乗り換える。
城崎温泉駅で乗り継ぎを待つ。その間やはり駅前をうろつく。志賀直哉を読んでくればよかったなあと思った。温泉や足湯がたくさんあり、特産のカニの店ばかり乱立してた。地方経済はやはり大変だ。観光産業も大競争だ。
山陰本線を西へひた走り、鳥取駅到着。ここで豪雪が凄まじさを増す。寒冷前線の断末魔か。体力の限界も感じ、駅前のビジネスホテルに宿を取る。
相撲を観て、缶ビール2本飲んで爆睡。
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