◇雨宮処凛『ともだち刑』。何故か読むことになりました。中学生のいじめとその復讐の話でした。

−ともだちだったはずの「あなた」と「わたし」。ある小さな瞬間に、その関係はとてつもなく大きく変わってしまった。地方のとある中学校を舞台にくりひろげられる中学生の残酷なドラマ。
あなたがあなたであるために、わたしはわたしでいられなくなった。わたしがわたしであるために、あなたをあなたでなくしてあげる。
「この物語から目を背けてはいけない」

ほんとそうだ。
僕もかつて思っていたことだ。
ともだちとは、刑罰であると。

いま巷では、いじめ問題が取りざたされている。
様々なリアルが主義主張となってぶつかり合っている。
泥水の如く。
いつものことだ。
教育とは何か?
其所に立ち戻らない限り、それぞれが望む決着すらないというのに。

いじめ自殺予告者よ。
死ぬな。
自殺なんかタヴーでもない。
イケてもいない。憧れでもない。
夕飯のおかずを考えるのと同じくらいに、みんな自殺を考えている。凄くもなんともない。こんな時代だ。
こんな僕だって自殺を何万回か考えた。凄くもなんともない。
だけど。イラつくのは、

ほとんどの人は、自殺する資格なんか無いまま自殺をしようとしていることだ。

安易すぎる生の決着が、
ソウルがなさすぎて吐き気がするんだ。

僕は君が死ぬことを認めない。
死ぬ資格の無い君が、あっさり楽になることを許さない。
一度でいい。
僕に認めさせてみろ。
自ら命を絶つ資格を、見せてみろ。
僕は僕に、いま死ぬ資格がないことを知っている。だから絶対に死ねないのだ。

かつて。
ともだちを殺したくて仕方がなかった。
それでもともだちがほしかった。
ともだちは刑罰だった。
代償だった。
だから、
殺すことで済むわけがなかった。

死ぬな。
死ぬな、だ。

僕に会いに来い!

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