僕たちのリアル未来を賭けた、僕の一部のその一分 の?
2006年11月30日 戯言戯言諸々その他「人間の労働が“物件費”に組み込まれ、商品以上に買い叩かれる。競争に競り勝って仕事を得ても、正社員とのポスト争いで泥沼。働く職場がダンピング攻勢にさらされている。有期雇用・派遣・パート・偽装請負…雇用の液状化現象が働き手を襲う」(『労働ダンピング』)
「食べていけない」「自立できない」「結婚できない」「健康に生きてゆけない」
今後増大するワーキングプア及びその予備軍たちの声である。
今さらここでの格差問題自体の論議はしない。今後予測される恐るべき事態とは、既に「格差拡大」などではない。もはやそれは「貧困化」問題なのだ。
市場原理による景気回復を褒め称えながら、一方で沸き起こる膨大な嘆き叫びを増加させざるをえない労働環境を許すことで、いったい未来に何がもたらされるというのか?
それは、活力ある社会とかいうものとはまったく似ても似つかない破綻である、と筆者は言う。
僕は思う。
例えば世界の片隅には、もうどうしようもなく貧しく凄惨な生き方を運命付けられている人々が、これでもかというくらいいるはずだ。僕たちの豊かな社会は、豊かさの中でまた意味不明な「貧困化」を抱え、それでも経済成長路線を走り続けている。僕の思っていることはいつだって狭い世界のちっぽけなことなのだろう。
僕の非正規雇用先の職場は個人経営に近い。どこもそうだろうけど厳密に見れば労働基準法違反だらけだ。takebono阿修羅面を〈怒り〉にすれば勿論いくらでも僕は利害を正当に主張し雇用主に噛み付くことができる。でも一方で職務は楽でありむしろ楽しいときさえある。つまり僕自身が、少しくらいの不条理な違法は大目に見ているわけでもある。
それもパワーバランスなのだろうと思う。
前近代社会のように、ムチで殴られて僕らは強制労働させられているわけではない。
それこそ笑顔で。
頼み込まれたり。
泣き落としさえ使われて。
サービス残業を初めとする、違法で不当で卑怯で不条理な労働環境はそうやって、惰性や馴れ合いの部分で維持されているケースだってあるのだ。
「ここぞというとき、そんな急所…、悪魔はみな、優しいのだっ」(by涯)
強者と弱者それぞれにある、愚かさと醜さを、しっかり見つめるときがきている。
コスト戦争の中では、派遣やパートを酷使し、或いは何らかの違法やら偽装までしなければ、競争には勝てないし、倒産するのだろう。それもわかる理屈だ。だけど、だからといって、末端は黙って殺られるわけにもいかない。
「そうさ、ライオンに襲われたシカは逃げるだろう。逃げることがシカの戦いなんだ。悪魔が天敵でも、人間は全力で戦わねばならない」(by飛鳥了)
なにより、綺麗事を言ってる場合じゃなくなるのはこれからなのだ。
枯渇したソウル。生命のインフレ。
そして人間のダンピング。
今後の熾烈極まる経済戦場で、僕らが悲劇を生むことなく生き延びることを考える。
生活を破壊してまで成り立たせなければならない雇用社会など、僕は認めないし選ばない。
省み、顧みるときがきている。
「食べていけない」「自立できない」「結婚できない」「健康に生きてゆけない」
今後増大するワーキングプア及びその予備軍たちの声である。
今さらここでの格差問題自体の論議はしない。今後予測される恐るべき事態とは、既に「格差拡大」などではない。もはやそれは「貧困化」問題なのだ。
市場原理による景気回復を褒め称えながら、一方で沸き起こる膨大な嘆き叫びを増加させざるをえない労働環境を許すことで、いったい未来に何がもたらされるというのか?
それは、活力ある社会とかいうものとはまったく似ても似つかない破綻である、と筆者は言う。
僕は思う。
例えば世界の片隅には、もうどうしようもなく貧しく凄惨な生き方を運命付けられている人々が、これでもかというくらいいるはずだ。僕たちの豊かな社会は、豊かさの中でまた意味不明な「貧困化」を抱え、それでも経済成長路線を走り続けている。僕の思っていることはいつだって狭い世界のちっぽけなことなのだろう。
僕の非正規雇用先の職場は個人経営に近い。どこもそうだろうけど厳密に見れば労働基準法違反だらけだ。takebono阿修羅面を〈怒り〉にすれば勿論いくらでも僕は利害を正当に主張し雇用主に噛み付くことができる。でも一方で職務は楽でありむしろ楽しいときさえある。つまり僕自身が、少しくらいの不条理な違法は大目に見ているわけでもある。
それもパワーバランスなのだろうと思う。
前近代社会のように、ムチで殴られて僕らは強制労働させられているわけではない。
それこそ笑顔で。
頼み込まれたり。
泣き落としさえ使われて。
サービス残業を初めとする、違法で不当で卑怯で不条理な労働環境はそうやって、惰性や馴れ合いの部分で維持されているケースだってあるのだ。
「ここぞというとき、そんな急所…、悪魔はみな、優しいのだっ」(by涯)
強者と弱者それぞれにある、愚かさと醜さを、しっかり見つめるときがきている。
コスト戦争の中では、派遣やパートを酷使し、或いは何らかの違法やら偽装までしなければ、競争には勝てないし、倒産するのだろう。それもわかる理屈だ。だけど、だからといって、末端は黙って殺られるわけにもいかない。
「そうさ、ライオンに襲われたシカは逃げるだろう。逃げることがシカの戦いなんだ。悪魔が天敵でも、人間は全力で戦わねばならない」(by飛鳥了)
なにより、綺麗事を言ってる場合じゃなくなるのはこれからなのだ。
枯渇したソウル。生命のインフレ。
そして人間のダンピング。
今後の熾烈極まる経済戦場で、僕らが悲劇を生むことなく生き延びることを考える。
生活を破壊してまで成り立たせなければならない雇用社会など、僕は認めないし選ばない。
省み、顧みるときがきている。
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