橘木俊詔『格差社会』。
様々な統計それぞれのデータそれぞれの不正確さを認識し尚、この国が格差社会に向かっていることをしっかりと示してる本。現状認識が丁寧で分かり易く、良い本でした。
しかし日本て国は最低賃金も低いし社会保障水準も低いし雇用政策も酷いもんだわな。右肩上がりの経済下で景気のおこぼれをもらっていただけの豊かさだったのか。いまそのおこぼれを取り上げられると、自分の力ではどうしようもないくらい実は打たれ弱い社会なんだね。

そしてつい先ほどNHKでやってたワーキングプアのドキュメンタリー第2弾観た!
なんつぅか、まぁこれが実態。
再チャレンジうんたら喚いても、まぁこれが実態。
なにを綺麗事言っても、これが実態。この現実をどう受け止めるかにかかってる。
怪物のような経済のうねりを前にして、やむをえない?
やむをえず、これで、いいの?
経済に殺される人々。僕はまるで他人事だと思えない。
涙が出る。
ドキュメンタリーはあぶない、感動はあぶないというのに。それでも、涙が。

内閣府、前に言ってたよなーお前ら。「格差は統計上の見かけにすぎない」とかなんとか。
…どこがじゃッッ!!

どの本を読んでも、どんな本を読んでも、基本的に同じことしか言ってない。
新しいことを知れば知るほど、同じことしか結論付けられない。

僕らは経済と社会に殺される?
お先真っ暗なの?
なにこの社会?
マジなの? 誰か教えてよ?


そして僕の結論もいまのところ全く変わらない。

殺されたくなければ声を上げるしかない
闘わずに死ぬわけにはいかない


「これが不条理ってやつなのさ」
「だから死にたくなるんだよ」
そんなことを聞いて、僕は歯ぎしりをして、ぶん殴ってやりたいと思うことしかできないんだ。
僕は馬鹿だった。
わかってたんだけど。
わかってたんだけどさ。

力だ。
力が欲しい。
みんなを守れるだけの力が欲しいな。

くそが。
もういい。
こんなゴタク書いてる場合でもない。わかったよくわかった。
二度と書かない。何もかも、いいかげんにしろクソ。

終わり。

コメント

Pli Selon Pli
2006年12月12日8:48

>muraさん

 そんなことないですよ。格差社会本どれをとっていいかわからない自分としてはすごく参考になりました。

mura
mura
2006年12月12日17:10

Pli Selon Pliさん、こんにちはー。コメントありがとうございます。いつもブログ見てますよーー。今度お薦めの本とかおしえて下さい。

自分、格差社会うんたら未だよくわかってないと思うのですけど、リアルワーキングプアにも使い捨て労働力にもなりたくないけどこのままじゃそうなるなーって思いました。僕だけじゃなく、友達や仲間もたくさんそうなりそうです。
無力ですがせめてなにかできないものかと思っちょる日々です。

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