ノーフィアー

2007年3月19日ひとりごと

この世のすべては売られている。
人は常に何かを売り、一般的等価物である貨幣を獲得しなければ生きてゆけない。世界の貿易が外貨を稼ぐことに躍起になるように。
フェアな市場で完全競争なんて徹底されると僕は殺される。
小金持ちたちの余剰資産を狙い、明らかに不毛なエゴにつけこみ、無駄なサービスを有益にみせかけて売りつけることが、いまの仕事だ。
ずさんな経営のそのまた隙間を生きている。
不完全競争が利益を生み出し、生活を支えている。
大人たちが子どもたちに、必死に隠し通そうとしているものがそれだ。

何かを話さないためにお喋りをしている。
気付かせないために触れあっている。
何も知らないのに語る。いわば騙る。
残念だと。君次第だと。じゃあみんなのカネはどこにいった？
あんたのピースの煙がやばいくらいどーしょーもねー。

繰り返す。
完全競争で僕は殺される。
不完全競争で生き延びている。
大人が守っているものの正体がこれだ。

絶望すらありえない。