ノベルを述べる118
2007年9月6日 読書
◇夢枕獏『餓狼伝』
一気に?巻まで読んだった。
いやすごい。素ン晴らしい。
長田と梶原のプロレスリングでの魂のセメント。ほんとに泣ける。
長田はつくづくプロレスラー。
カリスマどもの中でも一番すきだな。
−自分には、この、肉体しかない。
自分の持ってるものは、世の中の人間より劣るものばかりだった。
英語もだめ、数学もだめ、人望もない。なあなあで他人とうまくやってゆくこともできない性格だった。その自分が唯一持っているものが、肉体であった。
…プロレスに――いや、自分の肉体にすがるようにして生きてきたのだ。…プロレスがあったから、ここまで道を踏み外さずにやってこれたのだ。
これしかないのだ。
しかも、今しかないのだ。
本当の自分を、今、試さねば、いったいいつ試すというのか。
「やってやる…」
はああ。がんばれ長田。
一気に?巻まで読んだった。
いやすごい。素ン晴らしい。
長田と梶原のプロレスリングでの魂のセメント。ほんとに泣ける。
長田はつくづくプロレスラー。
カリスマどもの中でも一番すきだな。
−自分には、この、肉体しかない。
自分の持ってるものは、世の中の人間より劣るものばかりだった。
英語もだめ、数学もだめ、人望もない。なあなあで他人とうまくやってゆくこともできない性格だった。その自分が唯一持っているものが、肉体であった。
…プロレスに――いや、自分の肉体にすがるようにして生きてきたのだ。…プロレスがあったから、ここまで道を踏み外さずにやってこれたのだ。
これしかないのだ。
しかも、今しかないのだ。
本当の自分を、今、試さねば、いったいいつ試すというのか。
「やってやる…」
はああ。がんばれ長田。
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