◇伊坂幸太郎『魔王』

「自分の読んだことのない小説が書きたい。そんな気持ちで書きました(by伊坂)」
伊坂がこうゆう本を書こうと思い立ちそして書いたことが、どうゆうことなのか、それ自体が、読者が感じながら読んでいった部分だろうと思った。

−虚無と欺瞞にまみれた社会で、それを切り裂く言葉をひっさげてさっそうと登場した一人の天才政治家。扇動した大観衆の前で、彼は、自らを選んだ国民のその覚悟を突きつけ、問うた。
時代の圧倒的なうねりに一矢報いようと立ち上がった男。群衆を扇動する天才政治家との対決を前にして、彼はそこに魔王の影を見た。
世界を変えることの意味。人が人を動かす意味。
シューベルト戯曲「魔王」をテイストに、伊坂ワールドが炸裂する。

だいたいファシズムってのはこうゆうことかもしれないよ。
takenatu氏がこうゆうのかなりすきそうっ。読んでみっ。
なんだかんだで伊坂おもろいよねえ。

コメント

nophoto
takenatu
2007年10月25日22:32

よっしゃ、よっしゃ、読んでみるたい。
あたしも今、伊坂の「死神の精度」って本読んどるよ。

mura
mura
2007年10月26日14:01

「死神」はなかなか良いですよ。
伊坂は小綺麗でうまい。

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