平坦な戦場で僕ら生き延びること2
2007年12月10日 読書
トーマス・フリードマン『フラット化する世界(下)』
いまや身を守る障壁も垣根も無くなった。全世界が果てまでも見渡せる平坦な戦場と化した。
誰もが、武器を持たなければならなくなった。その武器の性能も年々時代遅れになっていった。
戦争に参加できずに殺されていた者の参戦がある。
埋もれていた戦闘能力の開花がある。
味方が裏切り、敵が手を繋いだ。
ぼくたちよりもモチベーションが高く、ぼくたちよりもハングリーで、
ぼくたちよりも豊かさを追い求める者たちが、ぼくたちの前に現れた。
ぼくたちはもう、いまの豊かさをいまのままではもう守ることができないだろう。
平等な貧しさを捨てたとき、不平等な豊かさを手に入れた。
つくれるものの量が増えたとき、使うものの量も、使う人の量も増えていた。
だれかがつくったものを手に入れるために、ぼくたちは何かをつくり続ける。
お金ってやつを糧にして、ぼくたちは幸せを競い続け、求め続ける。
全人類の幸福なんて想像もできないまま、この星の光の速度はグローバリゼーションとか呼ばれ始めた。
未来なんて想像できないまま、希望が失われてゆくとかのたまわれ始めた。
この平坦な戦場で、僕らが悲劇を招くことなく生き延びること。
灯油やマヨネーズや醤油は足りてるか?
何を売り、何を買わなくてはならないのか?
何を捨て、何を守らなければならないのか?
ぼくたちは、ぼくたちが生き延びた後のことなんか、考える余裕もないほどに、この平坦な戦場に散ってゆく。隠された塹壕で休息もとれぬまま、運の悪い奴は死んでゆく。
平坦な戦場で僕ら生き延びること。
いまはそれだけを考えてみよう。
アイヤー!
いまや身を守る障壁も垣根も無くなった。全世界が果てまでも見渡せる平坦な戦場と化した。
誰もが、武器を持たなければならなくなった。その武器の性能も年々時代遅れになっていった。
戦争に参加できずに殺されていた者の参戦がある。
埋もれていた戦闘能力の開花がある。
味方が裏切り、敵が手を繋いだ。
ぼくたちよりもモチベーションが高く、ぼくたちよりもハングリーで、
ぼくたちよりも豊かさを追い求める者たちが、ぼくたちの前に現れた。
ぼくたちはもう、いまの豊かさをいまのままではもう守ることができないだろう。
平等な貧しさを捨てたとき、不平等な豊かさを手に入れた。
つくれるものの量が増えたとき、使うものの量も、使う人の量も増えていた。
だれかがつくったものを手に入れるために、ぼくたちは何かをつくり続ける。
お金ってやつを糧にして、ぼくたちは幸せを競い続け、求め続ける。
全人類の幸福なんて想像もできないまま、この星の光の速度はグローバリゼーションとか呼ばれ始めた。
未来なんて想像できないまま、希望が失われてゆくとかのたまわれ始めた。
この平坦な戦場で、僕らが悲劇を招くことなく生き延びること。
灯油やマヨネーズや醤油は足りてるか?
何を売り、何を買わなくてはならないのか?
何を捨て、何を守らなければならないのか?
ぼくたちは、ぼくたちが生き延びた後のことなんか、考える余裕もないほどに、この平坦な戦場に散ってゆく。隠された塹壕で休息もとれぬまま、運の悪い奴は死んでゆく。
平坦な戦場で僕ら生き延びること。
いまはそれだけを考えてみよう。
アイヤー!
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