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2008年3月25日 読書
◇石田衣良『約束』
「約束」をテーマにした7作品の連作短編集。
自己満足な鎮魂歌にすぎないかもしれないけれど、とダイラ。
−不条理な暴力や運命の前に、かけがえのないものを喪っても、いつか苦しみから立ち上がり、人は自分の人生に帰ってくる。そのときまでの約束のために、時間は再び流れ出す「バック・トゥ・ライフ」の物語。
英雄の話がいいね。
ふたりでいっしょに、もっともっと生きよう。
世界の果てまでいって、最後の一滴がかれるまで生きよう。
僕はカンタと、いつもいっしょにいる。
あと4話目がいいね。
脳溢血で死にかけてる源ジイが少年との約束を命がけで守ろうとするとこ。
「だいじょうぶだ。こっちはなんとでもなる。雄吾がいってたバカらしさな、あれは大人だってみんな同じように思ってるんだ。でも、そのバカらしさに正面から反対するのも、バカらしい。みんな、どこかで無理して、まわりに調子を合わせてるんだぞ。兄ちゃんもちょっとは大人のふりをしてみな」
「約束」をテーマにした7作品の連作短編集。
自己満足な鎮魂歌にすぎないかもしれないけれど、とダイラ。
−不条理な暴力や運命の前に、かけがえのないものを喪っても、いつか苦しみから立ち上がり、人は自分の人生に帰ってくる。そのときまでの約束のために、時間は再び流れ出す「バック・トゥ・ライフ」の物語。
英雄の話がいいね。
ふたりでいっしょに、もっともっと生きよう。
世界の果てまでいって、最後の一滴がかれるまで生きよう。
僕はカンタと、いつもいっしょにいる。
あと4話目がいいね。
脳溢血で死にかけてる源ジイが少年との約束を命がけで守ろうとするとこ。
「だいじょうぶだ。こっちはなんとでもなる。雄吾がいってたバカらしさな、あれは大人だってみんな同じように思ってるんだ。でも、そのバカらしさに正面から反対するのも、バカらしい。みんな、どこかで無理して、まわりに調子を合わせてるんだぞ。兄ちゃんもちょっとは大人のふりをしてみな」
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