◇角田光代『だれかのいとしいひと』

やっぱり角田さん読んじゃう。
-恋愛、だとか、友情、だとか、幸だとか不幸だとか、くっきりとした輪郭を持つものにあてはまらない、あてはめてみてもどうしてもはみでてしまう何ごとかがある。その何事かの周辺にいる。

「僕は最近、運命なんてものを信じないし、いや運命ってものがあったとしたら、そいつはものすごく簡単な、お手軽な、吹けばどこへでも飛んでいくような、とても無意味なものだと思うようになってしまって」


「…抵抗はできないんだろうか。 
 …その、無意味な、お手軽な運命に、風船みたいに飛ばされるんじゃなくて、どっかと根を張って流されないことってできないのかな」



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