ニッ本

2008年12月17日 読書
波頭亮・茂木健一郎『日本人の精神と資本主義の倫理』

大衆をメインにおく日本型経済至上主義は、「売れてなんぼ」以外のものを価値にしないから。
対立軸のない、経済一軸のモノカルチャー社会。
平均値に引きずり下ろす「ピア・プレッシャー」。
ノーブレス・オブリージュもなにもあったもんじゃない。
っていう本。

中毒になってからドラッグ取り上げられた苦しみの是非なのか。
もともと豊かさに実感のない国で論じられる格差問題への。

この国のしあわせが、経済格差なんかで論じられちゃうことに、
それでいいのかよって、言われても、そんなこと言われても、

きっと目を覚ましても変わらない、たぶんハイな人からすればすっげーくだらなく秩序やってるのが、僕も同じようにぐだぐだ言いながら、やっぱり線は引けないのです。
弱者は弱者であっていいと僕は思うのです。
日本漬けにされちまった中で、立ち向かえなくても、ささやかに生きてゆければいいと。
ハイ層が、弱者を、愚かさも含めて守ってゆくことが。

やはりただささやかな生活を守りたいのです。
そのことがどれだけのことなのかなのでしょう。

ニホンよニホンよお前たちはどこにいる。
なのかなあ。

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