◇中井英夫『虚無への供物(上)』

-昭和二十九年。洞爺丸沈没事故で両親を失った氷沼蒼司・紅司の兄弟は、従弟の藍司、叔父の橙二郎とともに氷沼家へ集結する。そこで起こる惨劇は、事故か自殺か殺人か。駆け出し歌手・奈々村久生たちの推理合戦が始まった。


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