ノベルを述べる156
◇清涼院流水『ジョーカー清』

『コズミック』の下巻を読む前に読まされる。なんでも物語が対をなしてリンクしており、この読み方で読んで初めてある仕掛けが浮かび上がってくるというのだ。

−陸の孤島・幻影城に出現した殺人鬼「芸術家」。推理作家集団・関西本格の会のメンバーたちが次々と奇怪な見立て殺人により消されてゆく中、遂にJDC(日本探偵倶楽部)が動き出す。

なんかやってくれたっぽいぞこれは。
読み返しながら読んでもわけがわからん。
おっおっ。
ノベルを述べる155
◇清涼院流水『コズミック流』

−「1年に1200人を密室で殺す」。1月1日0時1分に、衝撃の犯罪予告FAXが警察&マスコミに送られた。犯人の名前は「密室卿」。
この予告を皮切りに、日本全国各地で次々と勃発する超絶密室無差別連続殺人事件。被害者は全て同様に不可能密室で、首を切断され、背中には血の数字が残されてゆく。
40個くらい密室があったけど、とにかくどの密室もありえない。不可能以前のシチュエーションで、首が次々落ちてゆく。
推理界で大論争を巻き起こした超問題作だとか。

これありえないやん。不可能犯罪以前やん。
わかった。犯人はデストロンの怪人なのだー。

うーん先が読みたい。絶対ありえねーであろうトンチキなオチを幾分期待しつつ、まずは『ジョーカー』を読まされるようだ。

ニト

2008年4月10日 読書
雨宮処凛『雨宮処凛の「オールニートニッポン」』

僕はこんなふうにニートを賛美したくはないなと思ってたけど。
処凛さんの取り組みもなんだかなあと思うものもあったんだけど。
でも、この本は結構面白かった。

ニートも、ニート批判も、ニート擁護も賛美も、どう足掻いても藻掻いても、終わってる人には著しくそれは終わってて。
運良く楽しく生きれてるなら、きっと感謝が先で。
ほとんどの人がワリをくってる構造はいま見えてこなくても、いずれ笑えなくなる日が来ることは知っていて。

馬鹿馬鹿しい無力感だけ残ってしまったなら。
撤退することで唯一の抵抗をしてるつもりで。
今さら肯定の仕方がこれなのかよとか思う一方で。

とりあえずこんな世界に生きてしまっているのだから。
なんとか前向きに生きていこうとすることってのは、
かけがえのないエネルギーであって、
たとえ笑われ見下され指さされ無視されても、
そんなものはむしろ時代に対して遅れてんだろうと思う。
死にかけてるから必死になってんだと思う。
誰かのためにつくられたニートとかいう言葉は、必死で独り歩きをしているよ。

ニートなんて語るための問題ですらないというこの本を読んでの結論です。

2008初陣

2008年4月9日
2008初陣
Hちゃんとニュー神宮で観戦。
関東圏開幕戦だからか、なかなか混んでた。

4月の外野を甘く見ててビールでガタブル。
スクワットで熱く熱く応援。

はあナイター気持ちいい〜。
試合はルイスが圧巻の投球。
ルイス−コズ−竜士、と繋いで完封リレーのミラクル1−0!
零封初めてみた〜! こんな試合もう二度と見れないかもなあ。
うわははは。

今日の我らが東出、もうためいきさえもでない1エラー。
近年takebonoさんは無失策の試合をほとんど観たことがありませんよ。頼みますよホントに。
そして我らが東出、どうしても追加点が欲しい7回に、死球で出塁し犠打で2塁へ進塁したかと思うと、いきなり3盗を試みて無惨に憤死。なんでそんなことすんのっ。頼みますよホントに。

とにかく大きな勝ち星我らがカープ♪
takebono今季初観戦初勝利。
春先で貯金をっ。

金本は1300本くらい広島時代な気がする。

ゆらめく

2008年4月8日 ポエム
僕がほんの少し勇気を出せば友達になれたはずのアイツのことを、どうしていまになって思い出したりなんかするのかな

ひとりぼっちで歩いたあの道を、なんでおぼえているんだろうな

いつまで続くんだろうかと思っていた時間と、いつまでも続けばいいと思っていた時間が、やっぱり同じくらい、やっぱりあっという間だったときのように

向こうから振られた手に、思わず手を振りかえしたときのように

青い空のことを思い出して
歌った歌のことを思い出したりして
誰かの声が聞こえたりもして

僕はときどき、神に許されたような気持ちになったんだ



−☆
ノベルを述べる154
◇乙一『失はれる物語』

機能しないもんだから。荒技レビュー。アハ。
しかしはやっく復活を。むかむか。

乙一の話のドクロい中に潜む暖かさがすき。

ダッシュSOMA

2008年4月6日
ガード下でSOMA。

ポジション。動き。そして攻守共に足を止めないこと。
今度の試合こそ波乱を起こせそうな予感。

takebonoの足は、ペース配分を考えなければ3〜4分でリミットだろう。その時間に全てをかけるつもり。今回は選手層の厚さで勝つのだ。

コメディアンストライカーKAZUYAたん、たのむぜ〜。

花見でしょっ

2008年4月5日
花見しました。
絶好の花見日和だったね。

ぽかぽか。
ぐびぐび。
わいわい。
ぱくぱく。
だらだら。
ぐだぐだ。
まったり。
のどかね。

キャッチボールなどしました。
はあ桜は綺麗だな。
写真は誤って接写モードにしてたため全てピンぼけ。ボケッ。だから無しっ。

たのしかったー。

Ⅱ世(11)

2008年4月4日 読書
キン肉マン2世究極の超人タッグ編(11)

ブックレビュー機能の復活をもう待ってられないのでマッスル。
発売日に買ったんだよね。

やっぱりマシンガンズは最高ですね。
テリーマンはかっこよすぎるぜ。

マイケルはやはりマンモスマンなのでしょうか。
不思議だなあとか。
興味深いなあとか。
いやちがう。そんなことを言いたいんじゃないんだな。
京極堂みたいなことを言いたいわけでもなくて。

辞書に載れないような感情。
自分でもわからない気持ち。
名付けることができない心。
そうゆうものたちに、実は真摯に向き合ってて、
真理のはいる余地のない、陳腐で素晴らしい、決して何かを終わらせたわけではない今だけの答えを、
これからのものとして選べたことになんだろう。

妄想なんか、現実のつまらなさから零れた、ありふれた願い。
現実の輝きに、いつしか掻き消されてしまった。

僕は、僕の周りにいる人たちを、素晴らしいと思うぜ。
その人たちと同じ時代を生きてることを、誇りに思うのです。
人は、人と出会って変わるんだよね。
もっともっと強くなりたい。いろんなものを守るために。

鎮魂歌

2008年4月2日 ポエム
見てもいないものに右往左往
立場が立場を失って
安易なものが衝突して
強さを望む弱きものが
自分より弱いものを選んで叩く
現実を知ったふりした綺麗事が
そのくせ理想を忌み嫌う
ほんとはどうせたいしたことでもないくせに
誰をなんのために攻撃するのかもわかんなくなってしまった
吐瀉物のような悪意
見て見ぬふりはしないけど
何か声をかけてあげることも
もう僕にはできそうもない
くだらないまま生きている
鎮魂歌を歌ってくれないか神様



−☆

春の夜の

2008年4月1日
春の夜の
お花見して観覧車に乗ったよ♪

苦戦

2008年3月31日 ひとりごと
難しい。
むずかしい。

はあはあ。

おっつかないっ。
おっつかないよう。
栃東みたいなおっつけがほしいよう。

焦っていてもそれでもふにゃひにゃ。

ばななん

2008年3月30日 お菓子
ばななん
バナナケーキをつくったよ♪

うわははは♪
Kサンに食べさせてあげるのだ。

マリオカート

2008年3月29日
今尚難しいな。
もう二度とやることもあるまい。

開幕でっセ

2008年3月28日
いや開幕でっセ。
下馬評最下位我らが広島カープ。
黒田も新井もいないけど、takebonoさんがついている。
今年も広島いくかんね〜。

で、開幕投手は燃えろっわれらが炎のエース大竹カーン☆
神がかり投球も。
コズロぶち壊しっ。
大竹勝ち星ポーンっ。ハア黒田がダブった。
うっうがあ!あと!あと一人だったのにい!!

結局12回未決着ドロー。
開幕から疲弊試合。どんびき試合。

ほらシーボル♪
もう一度起こすために

がんばっている




◇石田衣良『5年3組リョウタ組』

新聞連載時から気になってた本。
名門公立小学校に勤務する若手情熱系茶髪教師リョウタの奮闘記。

学校の教師という職業が、公務員であるとか、子ども相手だとか、夏休みがあるとか、そんなふうに言われ指さされることが、どんだけ一面的でありふれたくだらん戯言であるか。ダイラはまあ丁寧に描いたかんじだな。

公教育が市場原理的なサービス業に近づくにつれ、システムの様々なところが破綻をきたしている現代教育。学力学歴道徳と、大人社会が愚かしく価値を押しつけるだけの営みに、もはや議論の必要性すら感じることができなくて、僕は教員免許は取ったけど教師になることはやめたのだ。

現場の実態も知られないまま、無駄な議論が多すぎる中で、先生たちは必死にがんばっているよ。業績でも昇進でも保身でもないところで情熱をもってやるのが教師の価値だよね。

「ぼくたちはそんなことのために教師を一生の仕事として選んだわけじゃなかったはずです」

モンスタペアレンツは、受け身のまま市場動向に翻弄される消費者そのものだよね。
◇石田衣良『約束』

「約束」をテーマにした7作品の連作短編集。
自己満足な鎮魂歌にすぎないかもしれないけれど、とダイラ。

−不条理な暴力や運命の前に、かけがえのないものを喪っても、いつか苦しみから立ち上がり、人は自分の人生に帰ってくる。そのときまでの約束のために、時間は再び流れ出す「バック・トゥ・ライフ」の物語。

英雄の話がいいね。

ふたりでいっしょに、もっともっと生きよう。
世界の果てまでいって、最後の一滴がかれるまで生きよう。
僕はカンタと、いつもいっしょにいる。


あと4話目がいいね。
脳溢血で死にかけてる源ジイが少年との約束を命がけで守ろうとするとこ。

「だいじょうぶだ。こっちはなんとでもなる。雄吾がいってたバカらしさな、あれは大人だってみんな同じように思ってるんだ。でも、そのバカらしさに正面から反対するのも、バカらしい。みんな、どこかで無理して、まわりに調子を合わせてるんだぞ。兄ちゃんもちょっとは大人のふりをしてみな」
◇石田衣良『美丘』

今週ダイラ週間にしよ。
まず1冊目は、王道恋愛モノ。

−いま思えば奇跡のようなすべてを、
 当たり前に受けとっていた日々を、
 季節の次に来る季節のことを、
 よろこびの中で過ごしながら思い出したことを、
 自分では観ることも理解することもできない、
 頭では到底追いつけない心というやつのそのまた底から、
 人を愛するということの、
 その陰りの無さを、
 限りのなさ、かけがえのなさを、
 世界の美しさを。

< 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 >

 

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索