エゴのみー

2007年2月26日 読書
西野武彦『目からウロコの経済のしくみ―なるほど!そうだったのか!素朴な疑問がスッキリ解消!』

素朴な疑問は全然解消されませんが、経済はおもしろい。
経済は生きてる。
必要悪に葛藤しながらも、誰もがこの矛盾だらけの有機体の中で生き抜いていくしかない。
神の手の導きにより、迷える人間世界。
この世の全ては売られている。
この国に生まれた意味は、創るっきゃない。

少女Aが唐突に
「ブログとかやってないんですか?」

このtakebonoブログ読まれてたらすげー。
もしこれ読んでたらコメントよろしくね、Hさん。
◇三崎亜記『失われた町』。
たしかにごちゃごちゃしてるしくさいしくどいかんじだけど、それなりに貫いていたものは感じました。
SFもどきになってたのは微妙だったけど、読めなくはない。

−30年に一度、町が「消滅」する。
人はかけがえのないものを失い、尚も生きようとする。
生きなければならない。
残されたもののために。
運命と闘うために。
次なる「消滅」を阻止するために。

明日失われる、その最後の瞬間まで、想いを飛ばす。

アー神様

2007年2月24日
神様飲みin新宿。

KTと、ディスクユニオンやら東急ハンズやらうろうろ。
こんなふうな時間の潰し方は久々。

OくんとKTがまたしてもはぐれてAさんしらんぷり。
死にゃーしないだろと神様。
Dさんもう居眠りOLか。
迷える子羊Sさんとは話し込めそう。

肉をお食べにならない神様。
ヘンな飲み会。
少し酔った。最近はっきりリミットがわかる。いろんな要因が重なって、外飲みはうんとリミット上限が下がるみたい。逆に言えば飲み過ぎてしまうのが家飲み。どっちがいいんだろ。

神の子takebono、神頼み。
さらに動く今年。
すっげえ時代。
見守っていてください神様。
森達也氏の評論集『世界が完全に思考停止する前に』

森達也氏の言葉はシンプルで良い。
僕もこれくらいシンプルにそう思う。
世界は脳死だ。
そして僕もそんな世界の一部だ。
思考停止に自覚と後ろめたさを持てるだろうか。
何かが起きていることを知らないまま、何かは予定通り「突然」に起きる。
何かが起きた後で僕たちは何を言えるンだろう。またしても誰かと誰かと傷付け合うのだろうか。
「どうしてこんなことになってしまったのか? 答えは簡単だ。僕らが選択したからだ」

人は「正しさ」を盾に執着し、間違える。
誰だって、誰かの敵になっている。誰だって、無自覚な罪を背負ってる。逆に言えば、僕たちは誰だって誰かの味方に立てるんだ。そのことには誇りを持ったっていい。自分の言葉で語れるならば。

「だって王様は裸だよとつぶやいた子供に、人一倍の使命感や勇気があったわけではない。普通に感じ、普通に首を捻り、普通に疑問を口にすれば、最悪の事態はきっと回避できる。まだ間に合う。ぎりぎりだけど、きっとまだ間に合う。

僕らは有機体のネットワークだ。僕らの同意のもとに世界はある。一人ひとりがこの世界に責任がある」


僕もそう思う。
僕の目がおかしいのかもしれないけれどそう思えるし、見える。
やっぱりどう見ても、王様は裸だ。

ちっぽけでも愚かでも、僕のできる範囲でささやかな平和と幸福を守りきる。
思考は、脳死ファシズムとの闘いだ。
何もわかっちゃいない。
何かができるなんておこがましすぎる。
だけど、
恐いけど、
この世界に生きる者の一人として、できうる限り考えて人と話して、生きてく、しかない。
若いな。あほめが。

森達也氏と向かい合って飲んだとき、ビールグラス越しに見た彼の目の輝きを僕は忘れてない。あの怠そうな瞳で充分だと思ったんだ僕は。
できることを諦めないでやろうと思うだけだ。
片手間に読んでた岩波ブックレット『これ以上、働けますか?―労働時間規制撤廃を考える』

ホワイトカラーエグゼンプションがくる。
サービス残業の合法化戦略。
わかった。
よくわかった。

ある、と思った。
ある。
ありうる。
考えてみれば、もう既にいろんな形で実際行われているわけだから。
違法も含め、前例は既にあるわけで。
あとは現実が後追いするだけなのだと。
この国のいつものパターンが。

根っこは同じ問題だから。たしかに。
でも、ホワイトカラーの奴らがまず声を上げるべきだろ、ってのはやっぱ思ってしまう。時給制の非正規雇用者である僕が、どうゆうモチベーションでホワイトカラー正社員の権利を守るために声を上げられる?って。 分断させられてる構図も、思うツボだってことも、ホントーにわかってんけど。それでも、それでも弱い立場はこっちじゃんかよ、って。
ちいせえ自分がイラつくことにもイラつくんけど。
MM氏にもN先生にも怒られそうだけど、
声を上げないから殺されるのは当たり前だと思う。
決して声を上げられないわけではない者が「しかたなく」声を上げられないならば、殺されて良いということだと思う。

今は選挙対策で余計なことは口出せない政府アベ自民党。
夏の選挙終わったら再浮上するだろうエグゼンプション。
いいかげん、takebonoさん知ったこっちゃない。
声を上げないから悪いのだ。

と、ここまで書いてしまっておきながら、うちの母さんと不毛な大激論を経て、
やっぱり、正解なんか無いけれど、納得もいかないのだけれど、
自覚だけは、僕は間違っているんだろうなと。
ただ僕は、多くの人を納得させるものを繋いでいかなければ、結局の所難しいということを言いたかったのですね。

正社員が自覚をもたなければ、非正規はふてくされ。
非正規が自覚を持たなければ、正社が死ぬだけ。
共闘なんて生易しかない。利害の調整が必要だ。

経営者でもなければ、出世が約束された労働者でもないのに、末端のくせにまず憂いてるのが日本経済の行く末なんかだったりする神経がどーしてもわからん。

お政治

2007年2月21日 読書
うちの父さんいま大学生で結局パンキョーで必要だったらしくてソファーに放り投げてあった。懐かしくて読み返しちゃった。この本は、入門書オブ入門書。チョーわかりやすいんよ。
この本は、僕が大学に入った頃に読んだもので、初めて「政治」というものを無知な僕に教えてくれた本で。それまでは、とにかく「政治が悪りぃんだよ!」とか「脳死国民が悪りぃんだよ!」とか「バカ政治家ばッかしなんだよ!」とか、その場の思いつきを口にしてたんだけど、その後あまり言わなくなっちゃった。なぜなら、政治というものは誰かの思いつきや偶然で動いているのではなく、ちゃんとしたメカニズムに沿って動いているから。僕らの「声」は、酔っぱらいオヤジや井戸端オバサンや鬱屈ティーンなんかが口にする愚痴や小爆発で終わらせるべきものではないということ。本当に政治に参加したいときには、ひとりぼっちで叫ぶだけの「声」では無力なのだということを学んだの。

僕らは政治に何を期待するのでしょか?
いや、そもそも僕らは僕らの国の政治をどうゆうものだと信じているのでしょか?
また、どのようにそれを信じたいのでしょか?
政治とは、力と力による実に具体的な利害の調整及び闘いなのだと思う。僕らにとって身近なことが、僕らにとって身近ではない場所で議論され争われているのだということ。

たとえば確かに僕は意味不明にも「良い国」とやらをイメージして、そうなってほしいだとか、理想だとかイマジンすることもたまにあるのだけど、それよりももっと根本なことは、なによりもまず、
やはり僕は僕らの既得権益を守りたいのです。
大企業にとっては利潤とマーケット拡大維持なのでしょう。
個々の業界団体にとっては利潤と雇用確保なのでしょう。
官僚は予算とポストと天下り先のキープなのでしょう。
政治家にとっては次期議席と票確保や献金なり諸々のうまみなのでしょう。

全部僕は正しい民主主義だなと思う。
だけど、おかしいと思う。
それは、ただ、僕らだけが既得権益を守れていないということです。
そう、
健康で文化的な最低限度の生活 という既得権益。

守る価値もその権利もあるのに、
僕らはそれを守れてないし、守れそうもないんだよね。
気付いてほしい。
圧倒的多数は僕らだってことに。

この社会の現状に苛立ちや愚痴をこぼしている君は、
政治参加という大前提を行っていないかぎり、
そのちっぽけな主張さえ聞いてもらえないんだよ。

それでもあたりまえのように世界は回るから、無知な僕らは陰で笑われているんだろーな。
ナンニモシラナイカラシカタナイデハスマサレナイシスンデモイナインダケドホントウハネ
無力に、させられながら。自分の生活を一生懸命にも生きなきゃなんない。
ただ単純に、悔しいの。

この国に生きているということを、
この国に生きていくということを、
もっともっと話し合わなきゃいけないし。
重ねなきゃいけないんだよねー。

いま本当にお手々を繋がなけりゃならんのは、やっぱり僕たちなのか。
夜中だらだらMM氏とレトロゲームで盛り上がりました。
「火の鳥」は凄いね。原作を何だと思ってやがるンだ。

家で飲んでるぶんには穏やかな隠れ酒乱MM氏。
最近あなたのことがよりすきになってるよ。

ウラン原爆とプルトニウム原爆と水爆と中性子爆弾の違いをおしえてもらっちった。
まだサッパリヨクワカラン。またおしえて。

MM氏はね、心が素晴らしい。
優しいなあ。
やっさしいんだなあ。
リスペクト。
こんな人がすぐそばで生きてるんなら、まだまだこの世界に希望を持っていい。
かけがえのない僕の共感者。
自分が既に大人であるという現実に焦ってたわけでもないのだけど、
同時にガキでもあることを忘れていたのですね。

自分で自分のことさえわかっていない。
自分がなにをやっているのかもわかっていない。
わかっていないということだけはハッキリわかっている。

決して悩んでたことに決着をつけてから歩き出したわけではないのだ。
僕は、僕で良くて、
でも僕を決められなくて、
でもこの僕でなければだめなんだと思ったから。
飛びたくて、飛ぶの。
要するに、
いま冷静で余裕もあって、
尚かつその上でパニクってんのね。

なにしてんのかって。
そりゃー、人なんだよ。
あたりまえじゃん。
世界が変わるんだから、
揺れるはずさ


振動に鈍感だったのは、
純粋ぶって、むしろガキぶって、
汚い大人のように、自分の立ち位置キレイに決めようとしてたからでしょう。
信じていいんですよね。
最低であり最高な僕は、
死んでも良い僕であり、絶対に死ねない僕でもある。
人を傷つける僕であり、人を守り抜く僕でもある。
素晴らしい僕であり、素晴らしくない僕である。
それが人であり、この僕だ。
たぶん等身大に近い、自分だ。


人が人を見るときは、
どうしたって、
その瞳を通して映し出す。
人は人の眼で人を見る。

一度でいいから、
神の目に映りたいかも。
僕は何者なのだろうかと。

パニクってるのは、飛んだからだよ。
風を受け翼が揺れるのは、いま空を飛んでいるからだよ。
しかし恐れない。
いまだわからぬは勇気の在処だ。

ハプニングSOMAデイ

2007年2月18日
ほそぼそとSOMAデイ。
今日はハプニング続出。

ガシャコーン!
ガシャコーン!
ガシャコーン!
「うわーっ!!」

ハイ問題なしっ。
こんな日もある。
ただでさえ分断されている思考が、分散されてく。
集中力、ねーなあー。

情報化社会の渦に、沈みそうだ。

動け、脳。
NO〜。

こっからだ。
こんなとき神の子NGさんなら、と。
数年ぶりに歯医者へ行った。
かぶせたやつがとれたの。
評判通りの良い歯医者さんだった。
リピーター、獲得したな。

仕事終わりに。
SKさん家で軽く飲み。
あいかーらず。だけど。
良い意味悪い意味7:3くらいで。
少し大人になったかんじねSKさん。
僕ァまーだまだガキ。

1億2千万通りの世界がある。
脳の数だけ世界がある。
孤独があるし。
喜びがある。
正しさがある。
何度も繰り返し思ったけど、

人と人は、
全てをシンクロさせることではなく、
独りぼっちのまま手を繋ぐこと。
孤独のまま、寄り添うこと。

自立した個としての連帯が必要、だなんてバカなことは言わないけども。
わかった気になるくらいなら、わからなくていいのだ。
焦って絞り出したものほど、酷い解答だろう。
僕は僕のことが不思議だし、君のことが不思議だ。
一方で、不思議なことなどたぶん何もないはずなのだから、
だから僕は手を伸ばすんだろうな。

君が他者に優しく在れる人間なら、
何が起きたって僕は君の味方でいる。
だから、「正解」を焦らないでね。
僕にだけは、リミットを無視してくれていいのさ。
願いは他の何でもない。
共に楽しく生きていきたいのさ。
◇京極夏彦『邪魅の雫』。
妖怪シリーズ最新刊。こないだでたばっかでもう読んだ。
確かに京極ワールドなんだけど、もはや妖怪関係ないやん。猟奇性が薄れてきたし、憑き物落としも勢いが落ちてきたか。ただ例の如く長いので、前作に続きダラダラ感で閉幕といってもよいか。

「ひとごろしは報いを受けねばならない」
昭和二十八年夏。江戸川、大磯、平塚と、連続毒殺事件が発生。
事件を連鎖させるは一粒の黒い雫。
錯綜するは邪気。
「邪なことをすると──死ぬよ」

心に取り憑くは──邪魅。
邪願成就なるとき、世界は誰のものでもなく、そこに。
次々と現れた最重要容疑者たちが、次々と消される中で、邪悪な真実が暴かれる。
歪んだ世界を歪み戻す。
京極堂の憑き物落とし。

「殺してやろう」
「死のうかな」
「殺したよ」
「殺されて仕舞いました」
「俺は人殺しなんだ」
「死んだのか」
「──自首してください」
「死ねばお終いなのだ」

「言葉というのは全部嘘だ。だから言葉で綴られた物語も全部嘘だ。記録も記憶も現実じゃない。正邪や善悪と云った概念は、この嘘の世界にあるものなんだ。
僕は最初に云った通り──世界を騙るものですよ。

貴女の世界も騙ろうか。
この世には不思議なことなど何もないのだよ、関口君──」


今回は「殺意」かなテーマ。本当にちっぽけな世界でちっぽけな人間が抱く邪念は、本当に僅か一つのミスその一滴だけで取り返しのつかぬ闇を生むのだ。邪魅は誰の中にでもいるな。
◇村上春樹『スプートニクの恋人』。
久しぶりに春樹。たまたま「オクトーバースカイ」という映画を観て、そういやスプートニクってのは57年だったけかと。この物語はネットとか出てくるし90年代ぽいんだけど、やっぱり春樹的な70年代ぽい匂いがぷうん。
ジャック・ケルアックね。

−22歳の春にすみれは生まれて初めて恋に落ちた。
「スプートニクの恋人」は、優雅で可憐で優しく穏やかで美しい人だった。
「ぼく」は、学生時代からすみれのことが好きだった。
静寂な闇に軌道を描き続ける衛星のように。犠牲になったライカ犬のように。真空のような静けさを叩きつける愛のストーリー。

はー。
なるほどとらえどころのないようなものを、とらえどころのないように描くね。すみれも僕もたしかに悪くないのだが。
こんなつたない文章でも、毎日書いているからか、言語で構成してすんでいた世界が以前とは変わってきてたみたいだ。居心地が良くて気付かなかった部分だろうか。
僕は僕自身をあまりにも自己完結させてた部分もたくさんあったんだなー。
にゃるほど。
まさしく他者によって気付かされる。
他者が写し出す僕。
僕を取り巻く「言葉」たちの、無駄で不毛な部分を、「声」という聴覚表現にまで表出させるその瞬間まで残存させておかなければ、なるほどあたりまえだ、伝わるわけがないー。
「文字」だけじゃだめだ。

僕はいつのまにか、ひとりよがりで、僕の中でだけ理解していて僕の中でだけ構築することに躍起になってしまっていて、肝心な部分というか、相手に伝えるための表現というシンプルな部分を、無視していたのかな。
僕が何をどう感じ、心のどの部分をどう動かし、どのような意思を表明するのかを、以前はもっと、わけわからんままに吐き出せてたはずなのに。
かんたんなことなんだ。
ソウルの原点てやつじゃないか。
余裕こきよって。けしからんな吾輩。

会心の当たりがライナーゲッツー、ってかんじなのね。
もっと昔はがむしゃらにバット振ってたぞ。そんで案外どん詰まりがポテンヒット生んでたぞ。
空振り恐れず振れるようになってから、そこそこコツつかんで、今度はクリーンに打とうとしてきちゃってたな。僕のバッティングはこんなんじゃなかった。アベレージなんかどーでもよくて、結果恐れず思い切り振れればよかったんじゃん。

無知の知。
もっと愚かしくぶつかってみてもいいンかしら。
僕のことをまだ若いと言ってくれている人だっているのだし。
そーだったそーだったね。
完結させちゃだめなんでした。
要するにちいさかった。
僕は終わらない物語。

てってけてー

2007年2月12日
天気が良かったのでだらだら。

Nっちゃんとふらふら遊んだよ。

夜はKT画伯がビール抱えてファミコンやりにきたよ。
ロックマン6を全クリしたよ。

KAZUYAたんに借りたPRIDEのDVD全部観たよ。
いや凄絶。

やたらだらけた祝日。
今日のR−SOMA、メンバー総出演でした!!
KAZUYAたん、isaonono氏、SK兄、KT画伯、Nっちゃん、MTR氏、アポロン氏、そして私takebonoで、延々とフットサルフットサルサッカッカー。
人数が揃うとホントに楽しいなあ。これがあの頃は味わうことができなかった、スポーツがもつ本来の喜びってやつですよね。

その後みんなで夕飯食べにいきました。ISD氏もきてました。
スポーツゴミュニティー集団R−SOMAも設立3年目。
つくづく不思議なつながりだなあと思います。みんなみんな神の子たち。
そのうちみんなもっともっと大人になって、結婚や、夢を追ったり、引っ越したり、バラバラになってゆくと思うんだけど、ひとつのこーゆう時代があったってのは絶対に幸せな20代として刻まれてくと思う。
合宿、試合、ぐっだぐだなことも、いま全部全部やっちまえばいいんだよ。ある意味、僕らのいまは、いまだけだ。
SOMA魂、それぞれのソウルで、
☆Fight! SOMA!☆
takebono発案プロデュース企画が今日で2発目。主に3企画で構成。ワッショイっ。

重く暗いドキュメント映像の鑑賞会企画。
えっと、どんびき。救い無し。現代の現代故の地獄と悪夢。終わらない呪縛。だけどどーしても他人事だと思えない。この狂った経済社会の犠牲者たちを、見て見ぬふりしかできない自分らがまたやるせない。人が歪んでく。人の心がねじきれてゆく。笑えるわけがない。綺麗事を言えるわけがない。だから、これマジどーすんだ?って。

ディスカッション企画。
この手の座論サロンは、聞き役がいなけりゃ成り立たねーから本音はイマイチ。でも意義はあったと思う。今後にどうつなげっかってかんじ。でも民主主義的な青天井がかえって宗教チックで、良いものが良いという理由だけで成立するとは限らないから、やっぱりスタンスの差と折り合いのつけ方だろう。

まともな勉強会企画。
これは無知な僕にとってかなり勉強になった。
まず、いま政府が行ってる「増税」の仕組みがわかった。地方分権の名の下の税源移譲によって、所得税が減っても住民税が上がるから結局は負担はまずイーブンだということ。じゃあ「増税」の正体は?っていうと、「定率減税」というこれまで存在した控除システムが廃止されるからなんだね。キビシー。
次に、都政の財政がここ数年で充分潤ってるということがわかった。キング石原がバカ丸出しで税金喰らい豪遊してんのも、この潤沢な都財政に裏打ちされているからなんだな。じゃあ掻き集めた豊富な税金はどこいったのか?っていうと、意味不明な基金にばらまいてるのとオリンピックの名目での道路づくりと新興産業支援。まあ結局はメガコンペ時代をぶっちぎる「世界のTOKYO」づくりなんだね。当然だけど福祉は削減方向で。とりわけ若い世代への恩恵は酷いもの。キビチー。

民主党はいまだ対立候補を一本化できず、てんやわんやだと。
今回もまた石原軍団総出で、バカ都民を扇動して、出来レース並みに石原王政。
無関心な人は、文句言わずいまの政治を受け止めなきゃいけない。
現実が迫っている人たちは、いま考えなきゃやばい。
現実に既にうちのめされてしまった人たちは、もう考えることすらできないだろな。

今後、企画ソウルをどうするか。
今後いろんな人と話したい。
最終的には信頼そのものを信じるしかない。
神の鬼っ子takebonoのソウルを信じてもらう他ない。
手塚治虫『ガラスの地球を救え―二十一世紀の君たちへ』

すばらしかった。
感動しました。
その通りだと思った。
takebonoの考え方もその通りだ。
大人になったぼくたちが、いましなければならんことだ。
あの頃のぼくたちの、ソウルを裏切らないことだ。
時間は夢を決して裏切らないし、
ソウルはソウルを決して裏切らない。

手塚先生、本当に一度でいいから会いたかった。
握手したかった。
人間は弱い。弱いけど尊い。愚かだから愛おしいの。

僕は、いまがtakebono人生ピークだと思ってた。いまの自分いまが全てだと思ってた。
だけど、
まだまだソウルは終わらない気が少しだけした。
もっともっと人間をすきになれる気がしたわ。
もっともっとソウルフルに生きてける気がしたよ。

残忍でウソツキで、嫉妬深く、他人を信用せず、浮気者で派手好きで、同じ仲間なのに虐殺しあう、醜い動物です。
しかし、それでもなお、やはり、ぼくは人間がいとおしい。生きるものすべてがいとおしい。ぼくたちは間違った道に踏み込んできたのかもしれないが、あの罪のないたくさんの子どもたちを思うとき、とても人類の未来をあきらめて放棄することはできません


うー。
KTくんだって手塚チルドレンじゃん。
KAZUYAたんと、KT画伯と、MTR氏とでだらだら飲み。
夜中にKWT氏ご到着。お仕事おつかれッした。
賞味期限切れのカップ麺食べたり。
パスタゆでたり。
ファミコンとかやった。

どーしよーもねー。
コレいま知る限り一番どーしよーもねーメンツかもな。
失われた世代。ぼくら。
未来あんのかよ。
歴史なんかあてになりゃしない。
強く生きるしかないのだけど、
弱すぎる。ぼくら。
目に見えている。
他人事ならそりゃー理想も綺麗事も言えるけどさ。
近くにいて、目に見えるのは、辛いな。
無力だ。
いっぱいいっぱいになればこの憂いすら偽善に終わる。
人生確かにスリルのがええんけど、
こうゆうのは違うんやないのか。
正体が見えていても、不安というもの自体が不安だ。

実際、
ホントにささやかでいいから、
ぼくたちみんな、いつか幸せになれるのかなあ。

爆睡して起きたら誰もいなくてみんな帰っちゃってて、いつものように放置されてるはずの宴の残骸がきれいに片付けられていて、誰がやってくれたのさーうれしーなー。たぶんKWT氏でしょ、優しいなー。
こうゆう何気ない所に、僕は、せめてビールぐらい好きなだけおごったるよいうわけです。みんな余裕ねーんだもん。とりわけKTくん余裕ねーなー。
◇吉村昭『羆嵐(くまあらし)』。
N先生マジこれ「キムンカムイ」ですね! すさまじかた。超おもろかた。

−大正4年、日本獣害史上最大といわれるその惨劇は、北海道天塩山麓の開拓村に一頭の巨大羆(ひぐま)が出現したことから始まった。
冬眠の時期を逃した人喰い羆に、わずか2日の間に6人の男女が惨殺され、村民は恐怖のどん底に叩き落とされたのである。
開拓者たちの前に立ち塞がる山の王は、再度村を襲撃し、警官隊を一蹴する。
人間の無力さ。自然の驚異。
氷が音を立て、雪が鮮血に染まり、闇が森を覆うとき、一人の孤高の老漁師が人喰い羆との決着を着けるべく山を登り始めた。
「恐ろしいやつだ。…クマの奴は、まだ満足なんかしていない。食いたがっているよ。…やってくるさ。あいつは、じれている」

このB級パニック映画並みの臨場感がたまらん。
序盤戦慄。中盤から終盤ゾクゾク。

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